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第96話〜最後に勝ちたい〜

それではどうぞ〜

「ウルフくんとだとほんとによく勝てるね〜」


「ランクマッチに行けばポイントが沢山稼げそうですわね。ランクが違いすぎるから出来ないのが残念ですが……」


あー、確かに俺は全然ランクマッチやらないんだよな。配信でもあんまりやらないし1人でそんなに遊ばないし。


「今度一緒に遊ぶまでにランク上げてもらわないとね!」


「宿題ですわね。わかりました?ウルフさん」


何故かよく宿題を忘れてくる生徒を怒る先生のように聞こえてしまった。


「は〜いせんせ〜」


そのせいでこんな返しになったのだが、かりんさんはよろしい。と乗ってくれた。優しい。


とりあえず宿題を忘れないようにしよう。…なんならランク上げる配信とかしてもいいな。それだとゴースティング?とかが大変らしいんだけど…


まぁ、されたらされたで考えよう。勝てばいいわけだしね。


「どうする?まだやる?」


「ラストにしようかな。結構な時間やってるし…」


「ですわね。お腹も空いたし…」


確かに。お腹減ったなぁ……


「じゃあラスト行くよ〜」


「勝って終わりたいね!」


「ですわね。気持ちよく終わりたいものですわ」


それはもちろん。勝って綺麗に終わりたいね!ちょっと集中して頑張ろうかな。


「敵は…いませんわね」


「ササッと物資集めて倒しに行く?」


「そうしましょうそうしましょう。」


動きが何も無いのは見てる方も退屈だろうからね。戦ってるところのほうが見たいだろうし。



というわけで、サクッと移動すること3分。


「いた!」


「戦ってますね…どっちからやります?」


「右かなぁ。」


漁夫する時どっちからやればいいのかとかよくわかんないから、ぱっと目に入った方を選ぶことにした。3人でいっせいに撃って……


「こっち倒したからあと向こうだけ。」


「倒したよ〜」


「あ、他のパーティが漁夫りに来ましたわ。」


「このマップよく漁夫来るよねぇ。気を付けなきゃ行けないんだよ。」


そうなのか。…かく言う俺らも漁夫したわけだし、マップ的にやりやすいのかもしれない。


だとするとこれを倒しても漁夫来るって事かぁ。


「ですわね。挟まれる可能性も考えて、一旦引いた方がいいと思いますわ。」


「そうしよっか!逃げろ〜!!」


一旦巻き込まれない位置まで全力で逃げる。…お、さっき漁夫が来たちょうど逆から敵来てたな。かなり危なかった。


「ナイス判断だったな〜今の。危なかった。」


「ね。回復したら行く?」


そうだな。あそこ2つ倒せばあと1チームだし。


「了解ですわ。…準備はできています。」


「私も」


「俺もです。…じゃあ行きましょう!」


さっき攻撃してきたチームから倒しまして……


もう片方も、と思ったのだが既に2人が倒してくれていた。強っ


「あそこにいるので終わりですわ。…あ」


「あ」

「あ」


かりんさんがスナイパーで見えた敵を撃ったらそれで勝ってしまった。どうやら敵は1人かつ死にかけだったらしい。


「わーい勝った〜!」


「流石かりんちゃん!」


「当然ですわ。…良かった勝っておわれて。」


「ね!勝ててよかった〜!またやりましょう」


楽しかったからね。定期的にやりたいものですな。


「ね〜、またやろ!」


「やりましょう。宿題もお忘れなく…」


「ちゃんとやっておきますね…じゃあ、お疲れ様でした〜」


『お疲れ様でした〜』


そう言って通話は終わる。まだ配信を終わらないといけないから最後の挨拶はしないとな。


「みんなも長いこと見てくれてありがとね!スパチャはあんまり読めなかったから後でちゃんと見とくな!」


【コメント欄】

・めっちゃ笑った

・宿題配信しますか?

・宿題楽しみ


「宿題配信はしようかな…夜やるかはわかんない。もしかしたら昼にふらっとやるかもしれん。」


【コメント欄】

・りょーかい

・がんばれ!

・がんばってー!


「頑張ってありがとう〜じゃあ、終わるな。お疲れ様〜」


【コメント欄】

・お疲れ様〜!

・お疲れ様!

・おつ〜!!


ふう。配信終了。楽しかったな〜今日は。…っと、余韻に浸るのはあとにして……


まずはご飯を食べましょう。お腹空いた〜!

次回は宿題配信会かな…?


それではまた次のお話で会いましょ〜

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