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第92話〜まさか?〜

それではどうぞ

「ご馳走様でした」


ご飯も食べ終わったので店を後にする。ゆっくり話しながら食べていた事もあった結構な時間店にいたな。


「この後は何を?」


この後の予定を聞いてなかったなと思って聞く。


「優成くんは、秋祭りというのを知ってる?」


「秋にする祭りなのはまぁ、名前聞けば分かりますけど……」


祭りは夏のイメージで、秋のイメージはそこまで無い。


「まぁ、この辺ではないけどちょっと行ったところで秋祭りがあるのよ。」


「そうなんですか、知らなかった。」


じゃあこの後はそこに行くと?


「あ、違うの。行く訳じゃなくてね」


……行かないのか??じゃあなぜ秋祭りという話題を??


「海莉と行ってもらおうと思って行ったのよ。…それから、浴衣持ってる?」


「ああ、なるほど……浴衣は確かに持って無いですが」


「それを買おうって思ってね?海莉は確か持ってたはずだから」


なるほど?…つまり俺が買い物するだけ?


「海莉には当日まで見せないようにね、こういうのは当日に見た方が楽しいだろうから」


なるほど。それはわかったけど、綾香さんは何故今日買いに行くんだろうか。


「海莉の援護よ。余計なお世話かもしれないけど…」


援護?これが海莉の為になるからって事なのかな。…うーん、わからん。でもこの感じから察するに午前のダンスもそうなのかな。


でも、海莉と踊るようなことなんてあるのかな。…まさか海莉の家も綾香さんのように…?だから今までの言動は……


「どうかしましたか?」


「え?ああ、いえなんでもないです。今行きます」


とりあえずまた後で考えよう。今考えても仕方ないからね。



「んー、これでもない…」


着せ替え人形になっている。まぁそれはいいんだけど、これ見てると女の子の買い物は長いって言うのはよくわかる気がする。


「やっぱりこれかなぁ…」


そう言って選んだのは、暗めの青色をした浴衣だった。派手なのよりはそっちの方が好みだな。


「それが一番似合ってるかな。」


「ありがとうございます、選んでもらって…」


「いいのよ〜。きっと海莉も喜ぶし…」


そう言って浴衣を買う。…流石に浴衣位は自分で買ったが、高いんだね浴衣って。


「今日の目的はこれで達成かな。」


目的?何の目的なんだろうか。


「海莉の親御さんはちょっと…こう、頑固だからね?色々出来ないと認めてくれないのよ。」


お金を稼ぐってラインは大丈夫だし、食事マナーも完璧だったから。後はそれぐらいかなーって、と言う綾香さん。


なるほど、海莉の親御さんに認めてもらえるように必要な事を教えてくれてたのか。…それならそうと言って欲しかったが。


「海莉は…ちょっとだけ事情が複雑だから、言ったら関わりたくないって思うかもと思って」


「そんなわけ無いですよ。何があっても、助けられるなら助けます。」


綾香さんの言葉に対して、俺はそう即答する。そもそも俺は海莉に助けられたからな。別にその恩だけでもないんだけどね。


「そうだった。……じゃあ、海莉のことお願いね?」


それから案件も、と言われて若干気まずくなる。…忘れてたからね俺。


「り、両方分かりました。」


俺がそう答えると、その答えに満足するように綾香さんは満足そうに微笑んだ。




ややこしいパートもこれで終わりますほんとすみません……

それから、もしかしたら毎日投稿は続けられないかもしれません。出来る限り頑張りますが……もしそうなったらまた後書きで伝えますね。



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