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第88話〜デート編1(綾香編)

前回死ぬほど短くてすみませんでしたああああああああぁぁぁ


それではどうぞ

「ん……眩しい」


朝、カーテンを開ける音で目が覚めた。


「ほら、起きて起きて。遅刻する訳には行かないんだから。」


どうやら、海莉が起こしてくれたようだ。寝坊しそうだったのかと時間を確認した所確かにいつもよりも起きるのが少し遅かった。


このままだと寝坊しちゃうかもしれないから、ということで起こしてくれたのだろう。とても助かる。


「ありがと……」


「良いから顔洗っておいで。さっさと起きてご飯食べる!」


ママだ、ママがいる。…っと、顔洗いに行かないとな。せっかく起こしてもらったし。念の為に行っておくが、毎回起こしてもらっているわけじゃないからな!!


「それで、準備はいい?」


顔を洗い、朝ご飯も食べ終わった頃。海莉がそう聞いてきた。


「もちろん。だいたい昨日のうちに済ませてるし」


「ん、いい子。頑張ってね」


そういう海莉がどこか不安そうだったので思わず頭を撫でてしまった。そんなに心配しなくてもどっか行ったりはしないよ。


「……この前の」


「すみませんでした。」


謝る時は迅速に。速度と誠意が大事です。



「じゃあ、行ってくるから」


「行ってらっしゃい!」


時間になったので家を出る。待ち合わせ場所は最寄りの駅だ。一応、時間の10分前には着くだろう。海莉の歌でも聴きながら行こうかな。


そうして歌を聴きながら歩くこと15分。ようやく駅についた。歩くとなると遠いなぁ、自転車でも用意するべきかな…


「あら、早いのですね優成くん」


「おはようございます綾香さん。綾香さんこそ早いですね」


10分前にはついてるんだけど、それより早いってどれだけ早くに来たんだろう。結構待たせちゃったのかな?


「それ程待ってないので気にしなくて大丈夫です。そもそも時間より早く来ているのは私ですし」


「分かりました。気にしないようにします」


「それでいいのです。さ、行きましょうか。ひとまずは屋敷の方に案内しますね。」


こちらです、と言われて案内された先には……リムジン??え、俺これに乗るの?


「どうぞ?」


「え、ああはい。失礼します……」


運転手の方によろしくお願いしますと伝えるのも忘れない。その辺はしっかりしなきゃね。


「…初めてですか?こういうのに乗るのは」


「はい。……こんな感じなんですね」


思ったよりも乗り心地は快適だ。…というかそもそも一般人は乗ったことがない人が多数だと思う。ほんとに広いんだね、リムジンの中って。


「ふふ、まぁこれから乗る機会は出来ると思いますよ。なので、そんなに緊張しないでください。」


そう言われてもなぁ。別にリムジンに乗ってるから緊張してる訳でもないんだよな。もちろんそれも少しはあるんだけど。


主に緊張してるのはいつもと雰囲気が違う綾香さんになんだよな。大人の雰囲気が普段より増えて魅力と色気が増してる感じ。


「そうやって褒めてくれると、選んだ甲斐があったかな。ありがとう、優成くん」


「どういたしまして?でいいのかな。よくお似合いですよ」


口に出したつもり無かったんだけどどうやら口に出てたらしい。配信をやるようになったからか独り言増えたんだよな。気を付けないと。


「優成くんもね。服だけじゃなく髪型までセットして、かっこよくなってる。…海莉の言った通りかな」


「海莉が何か言ってたんですか?」


「ちゃんとセットすればそこらの人なんて相手にならないぐらいかっこいいって言ってたのよ。」


盛りすぎじゃないかな海莉…。そこまで言ってくれるのはもちろん嬉しいんだけどね。綾香さんも。


「自信のなさだけが減点かな。でもそれはこれからなんとでもなるから大丈夫かな」


「頑張ります」


「うんうん、いい事です。…あ、そうだ。話は変わるのですけど優成くん」


そうやって前起きした綾香さんの次の言葉がなんなのか、身構えてしまう俺。何でも来い!!


「あなた、ダンスは得意ですか?」



………………え、ダンス???

それではまた次のお話で…の前に、いくつか新規で酒飲めるようになる年齢は変わりませんよとの声を頂いているのでそれの返答を。


過去の後書きにも書きましたがめちゃくちゃ早い話この小説では18で飲めます、以上です。


詳しいことは過去の後書き読んでください。毎回混乱させて申し訳ない!

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