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第56話〜2日目最終〜

それではどうぞ

「楽しかったね〜」


「そんなに怖くなかったしな」


結果は今言った通り、そこまで怖くはなかった。むしろ楽しかったな。並んだ甲斐があったというものだ。


銃を撃ちながら進む脱出ゲームだったのだが、これがよく出来ている。上手く再現していた。


…まあ、海莉が若干涙目になっていた所もあったのだが気付かないふりをしてあげた方がいいだろう。


その後も色々なアトラクションやエリアを回って、そろそろ時間という所まで遊んだ。あと1時間ぐらいでパレードらしい。


その前にお土産を買わないとって事でお店に来ているのだが…


「多いね〜どれにしようかな…」


海莉は種類が豊富で何を買えばいいのか悩んでる感じだろうか。渡す人が他に沢山いるかもしれないから仕方ない。


俺は…マネージャーにだけ渡せばいいかな?宮島さんには多分海莉が渡すだろうし…


「あ、そうそうそれなんだけど、優成くんも買ってあげてね」


2人で渡すの!と言われたので買うことにする。おっけーと言って俺も探し出す。


まぁお菓子とかの方がいいかな〜と思うので無難そうな物を選んでみる。人気が高そうだしちょっとオシャレかな?というものを選んでおけば大丈夫だろう…多分。


宮島さんのはちょっと多めに買っておいた。使用人さんたち多そうだったしね。


あとは、自分たちの分も一応買っておく。帰って食べれるように気になったものをね。楽しみだ。


「海莉、決まった?」


海莉を見つけたので声をかけてみる。


「うん。優成くんも決まったの?」


「もうお会計済ませてあるよ」


「早いね。じゃあ私もお会計してくるね」


流石に海莉の分は荷物が多かったので俺が持って進む。俺と違って送る人が多いだろうから量が多いのは仕方ない。こういうのは男がやるものだろうからそこまで気にせんでもよろしい。


そう言ってお会計を終わらせたらパレードまで残り時間10分らしい。…結構時間使ったんだな。


急いで場所に向かうとすぐに始まった。間に合ったようだ。


「凄い、綺麗だね」


「そうだね、確かにこれは見たいって人がいるのも頷ける」


様々なキャラクター達が集まったりして、思い出に残るいいパレードだ。


ハロウィンなんかに来るとその時仕様のが見られるらしい。是非とも見に来たいものだ。


「…?どうかした?」


「いや、なんでもないよ。」


海莉の方を見ながらそんなことを考えていたのでそうきかれた。…パレードを見ている海莉を見てそう思ったなんて言えないからね。


こうして、2日目が終わる頃には明日で帰るのがちょっと勿体ないなと思うぐらいには楽しんでいたのだった。

それではまた次のお話であいましょう

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