第405話〜クリスマスは?〜
もう10日も更新してなかったのか……(お久しぶりです)
純粋に忙しかったのです。もう少し頻度とか量とか上げれればな〜とは思うんですけどね。
次回からはクリスマス回に向けて色々と動く事になるかな〜
それではどうぞ!
「もっとお腹から声出して!感情乗っけて!」
11月もそろそろ中旬に入ろうかという頃。俺と海莉は年末?というかクリスマスに向けての曲収録に励んでいた。
今年のクリスマスは少し豪華に色々と公開したり企画したりするからその一環だな。…ちなみに歌うのはちゃんとしたクリスマスソングだ。
これがまた難しいんだよなぁ……少々俺には出しにくい声というか。
それに歌ったことどころか聞いたこともろくになかった(最近の音楽はわからん)のでよく分からない部分も多く苦戦している。
とはいえあとは最後の盛り上がり部分だけなんだけども……
「ちょっと休憩しよっか」
「わかった」
ずっと集中するよりもちょっとだけ休んだ方が効率がいいとかなんとか言うし、流石に俺も少し疲れたので有難く休む。
ずっと歌ってるのも中々に疲れるよね……とはいえ、今日中に収録を終わらせないと間に合わない。
まぁこの後ご褒美が待ってる分頑張れるんだけどね。…そのご褒美はクリスマスの日になればやってくるからまだ少し先の話ではあるけど。
「もうちょいで終わるから頑張ろうね」
そう言いながら飲み物を渡してくれる海莉。有難く受け取る。
「うん。…ありがと。でもだいぶコツ掴んで来た」
「見違えるように上手くなってるし本当優成くんは歌うまいよね」
海莉が教えてくれる歌い方はわかりやすいし…そもそも海莉は本当に俺が歌えない曲は持ってこないからな。
俺以上に俺の音域を完璧に把握してるの、凄いよね……いや、歌唱指導は海莉がしてくれてるからある意味当然なのかもしれんけど。
尚、最近ではボイス収録の演技指導なんかもしてくれてたりする。そのおかげか今度公開予定のボイスは事務所の人達から物凄く好評だ。
マネージャーかな??…マネージャーはそこまでやらんか。
「あ、そうだ。私明日ちょっと買い物行ってくるね」
思い出したように言う海莉。行くのは良いけど1人でか?最近はあまり1人で買い物にいってないし珍しいな……
「送っていかなくていいのか?」
遠いなら送るけど……と一応聞いてみる。何買うのかも気になるんだけどあんまり聞かない方がいいのかな?
「タクシー使うし大丈夫。お楽しみにしといて」
なるほど、何を買うのかは秘密ってことか。秘密だからわざわざタクシーを使ってまでバレないようにしようと。
まぁ…表情とかこれからの予定とかでだいたい予想は出来たけど、用意するのがちょっと早くないか?
何か考えがあるんだろうけど……ま、その時になったら分かるし楽しみにしておくべきか。
それより俺の方も今のうちから準備しておくべきかね…時間が何時までもあるとは限らないしな。
「まあ、気を付けてな」
「わかってるよ。大丈夫大丈夫」
心配性だなぁと笑いながら俺を安心させるために頭を撫でてくる海莉。
心配性なのかな…何かあったら嫌だなってよく思うから心配性なのかもしれない。
それだけ好きってことで許してくれ。……束縛とかはしてないし。って当たり前か。
……さて。そろそろ再開するかな、充分に休んだしな。
「じゃあ残りも頑張ろっか。さっき言ったこと覚えてる?」
「大丈夫、覚えてる。もう少し感情を込めるよ」
流石に5分前のことを忘れるほど鳥頭じゃないよ……確かに最近疲れすぎたのかコーヒーと麺つゆを間違えちゃったけども。
流石にあの時はかなり焦ったし海莉がかなりびっくりしてたな。あと本気で心配された。
具体的にはその後3日間はずっとベッドの上で寝ながら休む生活をしてたぐらいだ。お陰様で疲れは取れたが流石に暇だったね……
「休まない優成くんが悪いのです。」
「それは……うん、ごめん。」
怒る海莉に下手な言い訳は逆効果です。非は素直に認めましょう。
……さ、そろそろ本当に始めようか。これが終わったら俺も準備だなぁ……
それではまた次のお話で会いましょ〜
……なるべく早く投稿できるようにするから、ブクマして待っててね!




