第398話〜珈琲牛乳は売れる〜
お待たせしました〜
ここ数日の急激な気温の変化に体がついて行かずに体調を崩しておりました。
もうだいぶ良くなりましたがやはり元気って素晴らしいですね……
それではどうぞ
「優成くんってこんなに筋肉ついてたっけ…」
「最近増えてきたんだよな。」
改めてまじまじと見る機会なんて早々…ない訳では無いが、意識して見るとやはり違って見えるのだろう。
…まぁ出会った頃なんて痩せすぎてたし筋肉はそんなになかったからな。
運動がてら筋トレを続けてきた成果が最近出始めたって感じかね?
「……かっこいいな」
体を触りながら言ってくる海莉。そう言って貰えると頑張った甲斐がある。
「…ん、おっけい。じゃあそろそろ洗おっか」
満足したらしく体を洗うことに。…背中だけですよ?
「たくましく育ったね〜優成くんも」
そりゃ最初に比べたらね…海莉を支えなきゃ行けないし倒れる訳にも行かんしな。
「……そういうとこは男の子だよねぇ」
「そういうとこって何だよ…」
正真正銘の男の子ですけど???
「だって手出して来なかったもん」
「それはだって…そんな事して裏切りたくない」
海莉まで失いたく無いし……まさか襲ってOKなんて言われると思わないですやん……
「大事にされてるなって思うから嬉しいけど。……ん、痒いとこない?」
「大丈夫。特にないよ」
しっかりと洗ってくれた海莉に感謝して、洗う番を変わる。
海莉の背中はいつ見ても綺麗だよな。…頼り甲斐がある反面、支えてあげなきゃなって思う背中だ。
「痒いとこはないか?」
「もうちょい右……そこ」
要望に応えつつ背中を洗っていく。傷付けないように優しく洗わなきゃな。
「ん…大丈夫!もう痒くない」
「おっけーい。…洗い終わったから泡流すね」
なるべく熱さを感じないようにお湯をかけていく。…勿論洗い残しが無いように丁寧に、な。
「ん、ありがとっ!浸かったら出る?」
「そうだな…あと1回ゆっくりしたら出ようか」
時間はまだまだあるが……時間ギリギリまで居てものぼせてしまうからな。
それでいいと思う。
「ね、上がったら珈琲牛乳飲もう?」
「いいね、それっぽい」
風呂上がりの珈琲牛乳、良いよね。美味しいしこういう所程置いてあるし。
「売れるもんね」
「それはそうだろうけど…」
遠慮が無い海莉さん…いや、実際そう言う目的で置かれてるんだと思うけどな?喉渇くし。
と、そのままなんやかんや20分程楽しんだ俺達は温泉を出て車に戻る。
…もちろんしっかり珈琲牛乳も飲んだぞ?いつもより美味しいような気がしたよ。
皆様も体調にはお気をつけ下さい
それではまた次のお話で会いましょ〜




