第367話〜食べ物じゃない〜
それではどうぞ
「じゃあかんぱーい!」
「かんぱーい!」
夏真っ只中の現在、俺達は夏の代表的なイベントであるBBQにきている。
…来てるって言ってもゲームの中でだが。いつものVRでBBQができるようになったらしく配信も兼ねてやってみてる感じだ。
・かんぱーい!
・乾杯!
いつも通りコメント欄も元気だな。中には本当にBBQしながら見てる人もいるらしい。
…BBQに集中すればいいのにね。liveは後からでも見れるんだから。気持ちは嬉しいけども。
「肉焼ける肉焼ける」
「ほんとだ〜!食べれないのが残念…」
まあまあ、今度BBQ行くからそこでガッツリBBQを味わおう。
ちゃんといい所予約したし俺も今から楽しみだ。
「お腹空くよぉ…」
「ご飯食べてないの?」
今の時間は20時だから食べててもいい時間なんだが……
「食べてなーい。メン限してたから」
「あーなるほど」
この配信の前までメン限で配信してたのか、凄いスタミナだな。
でもそうか、それで食べる時間が無かったのか。…終わったらゆっくり食べてくれ。
ちなみに俺と海莉は既に食べてある。先に食べてた方がいいという判断だが結果正解だったな。
「お肉がいいなー今日は」
「はいはい、ステーキにしましょうね」
要望を伝える大也くんに応えている六花さん。お肉見てるから食べたくなったんだろうね。
それにしっかり応えてる辺り新婚感。婚約したから尚更そう思えるね。
・何食べたん?
「何食べた?ローストビーフ丼」
「うわぁー美味しそう!ずるっ」
何を食べたのかリスナーに聞かれたので答えておく。今日はローストビーフ丼でしたね。
ローストビーフを作ったんだけど丼にしたくなっちゃってついね。
「美味しかった〜!ウルフくんが完璧に作ってくれた」
今日は俺が作ったけど出来は良かったと思う。海莉もかなり喜んでくれたのが嬉しかったな。
また今度作るリストに入ったな、ローストビーフ丼。意外と簡単に作れるし。
・料理できるのうらやま
・ご飯食べたのにお腹すいてきた
・ダイヤ元気だして
飯テロになってしまったか……まぁいつもされてるしいいか。
あと最後のコメント、ダイヤくんまだ何も言ってないからやめてあげて。彼だって作れるようになったんだから!!
「ね〜。まさかダイヤが作るなんて想像できなかった」
「俺もそう思うけど言われるのはなんか悲しいな…」
六花さんのつぶやきに悲しそうに答えるダイヤくん。…俺は出来ると信じてたよ、一応。
「ごめんね?でも今まで食べた中で一番美味しかったよ」
『お〜』
・お〜
・てえてえ!
・これはにやにや
思わず海莉とふたりでお〜と言っちゃったがこういう反応にもなると思う。コメント欄もそうなってるし。
だってこれは言われてかなり嬉しい言葉だもん。これ言って貰えるだけでどんなに大変でも頑張ってよかったって気持ちになれるし。
「あ、ありがと…普通に照れる」
「可愛い〜食べたい」
「俺を…?」
お腹空きすぎてダイヤくんのことを食べ物だと思っているのだろうか?…しれっとこっちを見ないでくれ海莉。俺は食べ物じゃない。
さてさて、いい感じに盛り上がってきたしここら辺でゲストでも呼びますか。
こっからが本番だしな、頑張ってこのあとも盛り上げていこう。
それではまた次のお話で会いましょ〜




