第349話~誘惑?~
それではどうぞ
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい、気を付けてね」
プールに行くことが決定してから次の日、早速海莉は色々と必要なものを買いに行ってくるらしい、六花さんと一緒に。
ついでにプールで遊べるようなものも買ってくると言ってた。助かるけど任せていいのかね。
「じゃあ……その」
「?どうかした?」
「…ちゅーは?」
………………ああ。行ってらっしゃいのね?一瞬何言ってるかわかんなかった。
「………はい。行ってらっしゃい」
「行ってきます」
行ってらっしゃいのキスを受けた海莉は満足したようで笑顔で家から出ていった。
相変わらず可愛い。
………っと。俺は俺で食材の買い出しに行かないと行けないんだよな。
とりあえず明後日は俺と海莉だけだからそこまで量が無くてもいいけど。
それが終わったら今日はフリーだ。何やるか……ランクでもやるか。
裏でコツコツやった甲斐があって結構上がってはいるんだよね。
流石に直ぐにマスターは無理だが…だいぶ近づいてきたからな。これなら直ぐに上がれるだろう。
ゲームも最初と比べたらだいぶ上手くなったよな~
そろそろみんなとランク回しても大丈夫そうなぐらいにランク上がったし今度フレンドとやってみるのはありだよね。
…っと。そろそろ行かなきゃな。雨が降るらしいしその前に行ってしまわねば。
ほんと早く車が欲しい所だ。免許はそろそろ取れる……し……あ。
そうじゃん、免許取っても買う車のことなんも考えてなかった。
しまったしまった。納車のこと考えてなかった。
まぁその辺は後で考えればいいか。さっさと行ってしまおう。
ついでに昼ご飯もなんか買ってくるか…ん?六花さんからメッセだ。
六花「大也のご飯よろしく!!ごめんね!」
ああ、大也くんは料理できなかったな。すっかり忘れてた。
じゃあついでに大也くんの分も用意するとしましょうかね。
海莉「どっちが好き?」
ご飯も食べ終わり、1人でくつろいでいる所に海莉から写真付きでメッセージが飛んできた。
水着が2つ…どっちが好き?との事だ。
一緒に行ったら聞かれるから聞かれないために六花さんと行っておいで!って言った所あるのに…
ともあれ答えなきゃ行けないよな~。……ふむ、2枚目の方は露出度高くないか?
水着だからそんなものなのかもしれないが1枚目に比べて随分と際どい気がする。
どっち着ても似合いそうだが…さすがに際どいやつを他人に見せたくはないな。
「1枚目」
「分かった!…ちなみに着た時がこれね」
そう言ってご丁寧に試着した時の写真を送ってくる。
試着室で写真取って大丈夫なのか?……ちゃんと許可取ってあるか、海莉の事だし。
にしても何で送ってくる写真は2枚目の方なんだろうね。いや似合ってるけど。似合ってるけど……
しかもそのポーズと角度は狙ってるのか?めちゃくちゃ…その、ね。誘惑しないで貰える??
「後でこっそり優成くんにだけ見せてあげるね」
……まぁ、見せてくれると言うなら見るけど。理性が持つ気がしないよね。
それが狙いなのかもしれんが。
楽しみにしてるとだけ送って、煩悩を振り払うように作業を開始する。
初プール楽しみだな~
それではまた次のお話で会いましょ~




