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第319話〜大也くん誕生日前〜

それではどうぞ

「なるほど……パソコンとキーケースかぁ。大也はそう言ってたのね?」


焼肉を食べ終わり大也くんとの予定が終わって帰宅後、すぐに六花さんに連絡して欲しい物を教えた。


「そう。欲しいって言ってたスペックこれね」


そう言ってメモってあったものを送る。これなかなかのスペックだから値段高いと思うよ…?


「高いね〜。一括で買えるけど」


「買えるんだ…流石」


「生活に必要な分とか、そういうの全部大也が払ってくれてるし。私の稼いだ分ほぼ使ってないから…」


なるほど、それで一括で買っても問題ない位には溜まってるわけか。

で…結局それにするの?


「んー、でもいいんだけど…他にも色々と考えてみるつもり。キーケースはいいの任せたよっ」


任せてくれ。いいの選ぶから。……他にも色々と候補はあるからキーケースは海莉からになりそうだけどね。


「ちなみになんだけど何送るつもりなの?」


「ホットアイマスクとかなんかそういう系統のやつ。目とか腰とかが良くなるものがあるといいかなって」


「喜びそう……ずっと悩まさるもんね」


ずっと座って作業してるとどうしても腰とか目をやってしまうしな。

仕事柄あっても困らなさそうなものだしいいよなーと考えてたのだ。


「…そう言えば優成くんって海莉ちゃんの誕生日何上げたの?」


「誕生日ね、まだ来てないんだよね」


正確に言えばその頃既に知り合ってたんだけど、海莉が教えてくれなかったんだよね。

なんで?って聞いた所そんな余裕なかったでしょ?とのこと。


祝ってくれるのは嬉しいけど何よりもまず優成くんの心が元気になるのが優先だったの、と言われてしまってはそれ以上は何も言えなかった。


「そっか。じゃあお祝いしなきゃだね」


「そりゃもう」


「もちろん私のもね?」


分かってるよ。六花さんだけお祝いしないなんてないから安心してくれ。

これでもかなり信頼してるんだからお祝いぐらいするさ。


「じゃあ期待して待ってるとして…そろそろ大也に怪しまれるかも。切るね?」


「了解。なにかあったら相談してくれ」


そう言って通話を切る。……バレてないと良いのだが。

そこまで長時間な訳でもないしお風呂に入った隙を狙ってきたらしいから大丈夫だとは思うが……


「後は海莉達か。…大丈夫だろうけど」


誕生日、一応怪しまれることなく家から連れ出す為の予定は立てれたので俺の仕事は後は当日だけだが海莉達の方はまだまだあるからな。


当日は手伝えないし、私たちに任せて!って言ってたので任せてるけど…まぁ大丈夫か。俺より詳しそうだもん、こういうのに。


俺が全く詳しくないだけとも言うが……それはそれとして。


「おふろあがったよ〜…久しぶりのひとりだった」


「なんだかんだここ最近は毎日入ってたもんな。ゆっくりできた?」


たまには1人でゆっくり入りたいと思うことが無い訳では無いが、海莉が一緒に入りたいって思ってくれてるから入っちゃうんだよな。


今日は帰宅の時間の兼ね合いや六花さんと話してたから先入って!って言っといたんだよね。


「ゆっくりは出来たけど…物足りない感じ」


「そっか。俺も入ってくる。」


「ちゃんと伝えられた?」


「その辺はバッチリ。」


さてさて、お風呂が冷める前に入ってしまおう。

本番ももう少しで来るし…絶対成功させよう。


「おー!」

それではまた次のお話で会いましょ〜

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