第309話〜配信終了〜
それではどうぞ
「なんのキャラ使います?」
「余ったのします」
リーダーだから……って訳でもないんだが、特別やりたいキャラもないのでみんなに譲る。
どうせ最後なのだから各々好きなキャラを使ってもらいたい。
あ、最後ってのは実はこの試合始まる前にミルクさんが急に予定が入ってしまったらしくキリのいいところで終わろう、という話になったからである。
配信時間は1時間30分位になるだろうけど、今日の内容は濃いから充分だろう。
「俺タンクやるんでDPSいいっすよ」(久留戸)
綺麗にDPSだけ空いたな。……じゃあやらせて頂きますよ?ほんとにいいの?
「いいよいいよ!」(メル)
じゃあ有難く……どれにしようか?今日AIMの調子いいし狙撃キャラでもいいんだけど…
いや、対策されるだろう。刀振り回すこいつにしとこう。
最初は攻撃側かー、てことは防衛もあるな?これ。まぁ両方勝てばいい話だけど。
「最後だし勝って終わりましょう!」
『おー!』
気合いは充分、目指せ全勝!!
「とは言ったものの……」
そう上手くいくわけもなく、現在絶賛ピンチです。
…そこまで追い詰められてる訳でもないが、押し切れてる訳でもないんだよな。
それに動きが読まれてる気がしてとても動きにくい。
分析されてるのと同じ動きを繰り返しすぎたか。
……動き方を変えなければ。いっそキャラを変えるのもありなのだが、やるにしてもウルト使ってからにしたい。
キャラを上手く使いこなすのはやっぱ簡単じゃないな〜。
「強化溜まってるよー!」(メル)
「ほーい。いつでもどうぞー」
俺の方もすでにウルトは溜まってるからな。ここで敵を倒せれば関門は突破できるからまだ余裕が生まれるので何としても突破したいところ。
「行くよ?行くよー!?」(メル)
「どうぞ!」
一定時間の大幅強化を貰ったのでウルトを使う。
正面からは行かないで、敵の見えない位置から仕掛けに行く。
ちょっと様子を見て……ここだな!
DPS、ヒラが固まっているので上手くスキルも駆使しつつ順番に落として行く。
この強化、ヒーラーのウルトなんだけど攻撃力凄い上がるよね。
めちゃくちゃさっくり敵を倒していけるな。そりゃあ強い訳だし合わせた方がいいわけだ。
「ナイス!」(メル)
「行ける行ける!今行って行って」(久留戸)
「あとタンク!」
「落とせる!落とせるよ!!」
さっさと帰った敵が1人いるが、そいつを除いたらタンクで全滅だ。
タンクまでしっかりやりきって、4人連続キル。
これで関門は突破できるだろうから余裕が生まれたな。まだチャンスはある。
しっかりウルトを貯めてまた進めていきたい所。
なのでここからはいつも以上に死なないことを意識して立ち回ることにする。
キルしてもその後やられてしまえば結局人数有利にはなってないからな。
この手のゲームに言えることだろうが、何よりも死なないことが大事なんだよな。
生きてさえ居ればウルトだってすぐ貯めれるし……
無理はしない範囲で、相手のタンクも殴りつつウルトを速攻で貯めていく。
多分ヒラのウルトがたまらないだろうが、待つかどうかは状況を見て決めることにしよう。
さて、そろそろきつくなってきたな……どうしようか?裏に行って1人落とせば起点になるか……
「ウルト使います!」
そう言って久留戸さんがウルトを使った。相手を1箇所にまとめるやつだっけか?
3人ほど囚われていたのでそっちにターゲットを変更し、攻撃に参加してその3人を確実に落とす。
「でかいでかい!」(久留戸)
「いけいけいけー!ですわー!」(かりん)
この状況はでかい。相手の2人も引いたしこれでかなり進んでくれるだろう……ん?
あいつ引ききってないな?適度に様子見ながらって感じの動きなのか?
仕留めるチャンスだな。ここで仕留めれば復帰してきても人数有利を作れる!
「無理しないでー!」(ダイヤ)
「おーけーおーけー」
上手く屋根や段差を利用して距離を縮めつつ攻撃していく。
相手が発泡してくるタイミングで……刀を構えて弾をお返ししてあげる。
反射でダメージも入れつつ、引こうとしたタイミングで突進を行い確実に仕留める。
その後敵を倒したことによりクールタイムが短くなった突進ですぐさま帰還。
いやこのキャラ結構楽しいな?使いこなすのは難しそう(癖がある)だけど。
「後ちょっとですわ!気を抜かないで行きますわよ!」
あと1回か2回壊滅させたら俺たちの勝ちだろう。…多分1度壊滅させれば焦って突っ込んでくるから各個処理して勝ちだと思うが……
「ウルト行く!」
「強化した!!」
まぁその後、ウルトで強化された俺のキャラの攻撃にダイヤくんのウルトを合わせて普通に押し切って勝利出来たから杞憂だったけどな。
防衛戦はDPSとヒラを入れ替えた結果ストレートで勝負勝てたし、今日はいい夢が見れそうだ!
「はい、というわけで本日も皆様お疲れ様でした〜っ!二次会やる人はやるのかな?」
「はーい!」
「はい、やる人のとこに残ってください!お疲れ様でした〜!」
『お疲れ様でしたー!』
……解散した。後半(特に最後の防衛)楽しすぎて記憶が曖昧だったが、そこまで馴染めた事が1番驚きだな。
あ、配信も閉じてしまった。…最後の挨拶とかスパチャとかどうしよう?
明日か今日の夜中に雑談配信でやろう。ツイートもしておいて…っと。
あ〜楽しかった。
とりあえず次から休息パートです。
それではまた次のお話で会いましょ〜




