第305話〜アイドル系?変人系?いえメンヘラ系!〜
それではどうぞ
「私これしますねー」(メル)
「私ヒラやりたーい」(六花)
わいわいきゃっきゃしながらみんながキャラを選んでいく。
俺は……余った奴でいいや。特に苦手とか無いし。
でもだいたいこういう場合ってタンクが空くよなぁ〜と思ってると、案の定タンクが空いた。
そうだな……適当にゴリラにでもしとこうか?
まだ何がいいとかわかんないしな。
「ウルフさん初めましてですよね!」
「そうですね」
この試合だと初めての人は桃さんとメルさんだな。
あと2人はかりんさんと六花さんだ。
…女性多くね?と思ったがそもそも今回俺含めて3人しか男性居なかった。
「普段見てるから嬉しいです〜」(メル)
「ありがとうございます。」
そう言って貰えるのは嬉しいんだけどね。どこまで本当なのか判断に困る。
「ウルフくん緊張しすぎじゃない?」
「そう?」
「めっちゃあっさりしてるから…w」
「つめたーい!」
そうか?別にそんなつもり無かったんだけど……まぁ緊張してるのは事実だが。知らない人と話すわけだし。
「この子達はいい子達だから大丈夫だよ」
「そこは心配してないんだけど…」
じゃないと呼ばないし、そもそも海莉がNG出すだろう。
六花さんの知り合いだしそんなに警戒はしてないよ。
「もう、遠慮なくバンバン来てもらって」(メル)
「私たちNGないんで!」(桃)
それが出来たら苦労はしないんだよね。…とはいえ雰囲気が柔らかいから結構楽に出来そうではあるけど。
怖い人とはちょっとしにくいよね。悪い人じゃないのはわかるんだけど。
「正面から来てるよ〜」(六花)
「つっこみまーす」
敵近くに突っ込んでみる。…まぁ危なかったら帰ってくればいいしな。
着地してバリアを展開し、ヒラを狙っていく。
落とせはしないがヘイトはこっちに向いている。その証拠にバリアごとHPがゴリゴリ削られていく。
死ぬ訳には行かないので一旦後ろに下がってヒールを貰う。
「溶けるのはっや」
「火力高いね〜」
タンクが1人になったからその分狙われるのもあるんだろうけど、結構削られたな。
とはいえヘイトを稼ぐのがタンクの役割だし死んでないから良いんだけど……
「ウルトもうすぐで貯まります」
「私もたまる〜」(六花)
「溜まりましたわ。裏入ってきますわ」(かりん)
かりんさんが裏に入る段階で、前に出て圧をかける。
こっちに向かせといて入りやすくしてあげれば裏取れるだろう。
俺は俺でウルトを貯めて使えるようにする。
「使いますわ!」
そう言ってウルトを使って敵を2人倒してくれるかりんさん。
これを起点に相手を順番に殲滅していく。…まぁ1人帰ったけど。
今更だが、今回はエリアを取り合うルールだ。これを相手に取られないように先に100%にしてしまえばいいって奴だな。
今は取ってるから抑える側。相手の反撃やウルトが怖いところだが……
こちらもウルト残ってる人多いし何とかなりそうだけどな。
1番いいのは相手が1人ずつ突っ込んできてくれることだが、そんなアホなことは流石にしてくれないしな。
「右から来てる!…ごめんなさい!」(メル)
ヘルプに行こうと思ったが間に合わずメルさんが落とされてしまう。
人数不利だな。……使うか?
「ごめんヒール間に合わない!」
「おーけーおーけー」
六花さんが叫んでたので、安全のためにもウルトを使う。
相手にもウルトを使われるものの俺は死なないで済んだし、相手の1人も運良く落とせて帰ってこれた。(アタッカーが頑張ってくれた)
隙を見てうちのアタッカーが相手のアタッカーやヒラを落としてくれるのだいぶでかいな。
これ、俺何もしなくても勝てるんじゃ…??味方強っ
「そんなことないそんなことない」
「タンクがいてこそですわ」
自虐したら即座に否定が入る優しい世界。…いや、別に今のは自虐のつもり無いんだけどね?ただ何もしてねぇなぁと思っただけで。
「あ、左ボタンちゃんいるボタンちゃん」
「殺す殺す」
呼ばれたような気がしたので直ぐにそちらに向かって倒しに行く。
「はやいww行くのがはやいww」(桃)
「やったやった」
ごめんねボタン。これ勝負だから!…誰かに殺される前に俺が殺しとくから!!
「いつの間にメンヘラにジョブチェンジしたんですの?」
「メンヘラというかヤンデレというか…」(六花)
「そんなつもりないです!!」
確かに発言はメンヘラのそれだったけどね?そんなつもりはなかった。
「メンヘラ系VTuberかあ」(六花)
「変な属性つけるのやめてくれる?」
『可愛い〜』(桃・メル)
「可愛いになるのこれ…??」
感性ぶっ飛んでるだろこの人たち。どうなってんだ?
「私の事務所の人達こんなもんですよ?」
「どうなってんのその事務所、大丈夫?」
アイドル系って聞いてたんだけど、変人系に変えた方がいいんじゃないの?
こんなやり取りで笑いあったおかげか、この試合が終わる頃には直ぐに緊張は解けていた。
やっぱみんなでやるのは楽しいね。
かりんだけわかりやすいよね、話し方
それではまた次のお話で会いましょ〜




