第304話〜寂しい〜
それではどうぞ
「今度から誰か誘お〜……寂しい」
配信から2時間ほど経過した辺りでそろそろ我慢しきれなくなってきた。
別に1人で配信するのが嫌なわけじゃないしむしろ結構やってるんだけど……
なんで今日に限ってこんなに寂しさに襲われるのかね。
・可愛い
・かわいい〜
「可愛い言うな。」
最近コメント欄にまで可愛いって言われるんだよな。
…リスナー的には褒めてるんだと思うけどね?どうせならかっこいいの方がいいなぁ。
でもかっこいいより可愛いの方が言われる確率高いんだよね。悲しい。
・寂しがってるの可愛い〜(ボタン)
「…なんでボタンが居るんだ?貴方配信は?」
配信終わって見に来たのなら寂しいって言ってる時点で直接こっちに来ると思うのだが……と考えていると、どうやらリスナーのコメントで知ったらしい。
「鳩飛んでるんだけどどういうこと?おいリスナー共」
いくら相手がボタンだからって別に許さんぞ?…俺はされても気にしないようにしてるがするのは許さん。
向こうの配信に迷惑かけるんじゃないよ。
・よくやったリスナーちゃん!(ボタン)
「ボタンが褒めたらダメじゃね…?」
気にしてないんなら良いんだけどボタンがそれ言ったら今後も飛ぶぞ?
怒っといた方がいいと思うけど…
・これからもよろしく!(ボタン)
よろしくって言っちゃったよ。言っちゃったよ(2回目)。
まあそっちがいいなら俺がとやかく言うのもやめておくけど……
他の人にはやるなよ?分かったな?
・はーい
・はーい!
「返事だけは元気なんだからほんとに」
この後コラボの配信もあるんだし、本当に気を付けて欲しい。
マナーの悪いリスナーにはならないように配信者側が注意喚起をしっかりしておかないと行けないからな。
「…てかもうこんな時間だ、一旦配信終わるね〜。あと2時間ぐらいでまた始めます。」
一旦休憩を兼ねて配信を閉じる。…まあ、直ぐに始める事になるんだけどね?
「こんばんはー」
「こん!ばん!わー!」
『こんばんは〜』
「じゃあやっていきますよ〜!第2回VTuberカスタムマッチβ編〜」
『いえーい!』
2時間ほど休憩(兼海莉成分の補充)を済ませてコラボ配信を開始する。ダイヤくんと初めてやった、6対6のFPSだ。
……まあこれ、2になってから5対5になって1人減ったんだけどね。
とはいえこれまだベータ版らしいけどな。人数自体は変わんないだろうけど。
「はいじゃあ1人ずつ自己紹介していきましょう!」
「はーい」
なお、今回のマッチもまたダイヤくんが主催となって集めてくれている。
なのでいつもの4人(ダイヤくんに六花さん、俺と海莉)はいる感じだな。
今回はかりんさんも来てるからあんまり絡んだ事がないのは5人だけだな。
過半数知り合いってのはやりやすくてとても助かる。
「〜所属の桃です」
「同じく〜所属のメルです!」
この2人は六花さんのお知り合いだろうな。…いや、結構ダイヤくんともコラボしてた気はするけども。
アイドル系?女性しかいない所の事務所に所属してる人たちだったはずだ。
「ボタンです〜お願いします!」
「………あ、俺か。ウルフですよろしくお願いします」
そろそろだな〜と思いつついざ自分の番が来たらぼ〜っとしちゃってたわ。
「緊張してる?w」
「いや思いっきりぼ〜っとしてた今w」
「しっかりしてくれ〜!w……んじゃ、とりあえずチーム分けこれで行きますよー!」
気を取り直してやっていきますかね。初戦、頑張るぜい!
もうちょい配信パート続きます。終わったらもっといちゃつかせたいですねえ
それではまた次のお話で会いましょ〜




