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第255話〜優勝目指して〜

それではどうぞ

「すっごい反響だなぁ…」


ホワイトデーボイスが投稿されはや2日。既に売り上げがとんでもないことになっていた。

売り上げ記録は断トツだと。…買ってもらえると嬉しいと思ってたのは事実だがここまでとは思ってなかった。


嬉しいね。具体的にどれだけの売り上げなのかは聞いてませんけども……

ここまで来ると聞くの怖いよ。金銭感覚狂いそうでさ。


まぁ最悪海莉に管理してもらえばいいんだけど…流石にそこまで行くとダメ人間まっしぐらだからな。

甘えないようにしましょう。無駄遣いはしてないしまだ大丈夫だと思ってる。


感想とかがDMやリプに届いてるんだけど結構みんな喜んでくれてるようで何より。

というか、話題になりすぎてトレンドに入ってるんだけど……


自分の名前がトレンドに入るなんて思いもしなかった。不思議な気分だね。


それからまたこういうの出してくれますか!?って意見も多いけど、ごめんな。もうないと思う……大変だから。


ちなみに海莉も速攻で買って聞いてたが、海莉には


「だめ。これはだめ。めっちゃキュンキュンする。ガチ恋距離じゃん……」


って言われ、しばらく海莉に離れて貰えなかった。

喜んでもらえてるのは嬉しいんだがちょっとだけ困ったね。そんなに心配しなくてもいいのに……


とまぁそんな感じでボイスの方は大成功で終わった訳だ。めでたしめでたし。これで1つ片付いたな。


「それはそれとしてこれどうしようか…」


前々から考えてた新衣装だが、そろそろ本腰を入れて決めるべきかなと思っている。

今まで使ってるの、フリーで簡単に作れる範囲だしそんなにいいものでも無いんだよね。


それでも愛着はあるが、せっかくならちゃんとした衣装とイラストにしてやりたいなと思い始めてな。


でもそうなると書いてくれる人……ママって言うのか?それを探す所からなんだよね。

知り合いなんて居ないからマネージャーに相談してみたら


「とりあえずうちで引き受けてもらったことがある人のイラスト送るんで、気に入った人いたら依頼してみましょう」


って送ってくれたからまだマシなんだけどね。どーれもピンと来ないというか。

みんな上手いんだけどこれだ!って人がいないって感じなんだよね……


「私の衣装書いてくれた人の絵柄じゃ優成くんに合わないしね」


そうなんだよな〜。俺に合うような人がいいよね…

まあそう都合よく見つかるとも思わんし、見つかっても受けてもらえるかは分からないからな。


いい人が見つかればって感じだな。自分で絵が描ければな〜…

描けないものは描けないから仕方ないんだけどな。


「で、せっかく隣まで来た恋人に構ってくれないの?」


「ああ、ごめんごめん。拗ねないでくれ」


「…ただでさえちょっとガチ恋距離ボイスに嫉妬してるのに」


「よしよし、ごめんな。」


こりゃしっかりと構ってあげないとだめかな。こうなった責任は俺にあるし安心できるまで甘やかしてあげないとな。


そう考えて全力で海莉を甘やかしにかかる。…素直に甘えてくれるのほんとに可愛いな。もっと甘やかしたくなる……まあやることがあるから程々にしなきゃいけないんだけど。


「む〜…彼女より仕事?」


「海莉の方が大事だよ。でももっと頑張らないと海莉を養えなくなったら困るでしょ?」


「私も稼ぐし」


それはそうなんだが、将来子供が出来たら海莉は配信を続けるのがちょっと難しくなったりするだろ?


子育ては俺も一緒にやるし1人でやれとか言うつもりはないが、それでも海莉は出産とかで体力を多く使うだろう。


休ませたいじゃん?…せめて養えるぐらいは稼ぎたいなと思うわけですよ。


「…真剣に将来のことを考えてくれてるようだから今日のところは許してあげる」


「ありがと。無理はしないから大丈夫だよ」


精々メン限用の動画の編集ぐらいだからな。それもそんなに長くないし今日中に終わるでしょ。


今日は配信の予定は……無いわけではないがぺックスの個人練習だ。いつでもいいしね。


「そういえばだいぶAIMがやってた時に戻ってきたな」


「立ち回りとか上手くなってきたよね。…こんな短期間でそんなに上手くなられるとちょっと悔しいけど」


「教えてくれる人が上手いからな」


海莉が立ち回りを教えてくれるし、AIMとか敵と戦うのは俺が頑張れば何とかなる問題だからな。

やれば上手くなるのは誰でもでしょ。


「大会に優勝したら優勝商品が貰えるねっ」


「何貰えるんだ?」


「お金」


ストレートだなおい。そこはなんか品じゃないんか?

いやまぁ、欲しいかどうかもわからんような物貰うより現金もらった方が嬉しいだろうってのはそうだろうけど。


「貰えたら何に使う?」


「そもそもいくらなの?」


「いくらだっけ…30万ぐらい?」


1人10万か〜……なんか適当に機材でも買うか椅子買うかじゃね?

そもそも貰えるって決まったわけじゃないけど。


「夢がないなぁ…」


「貰えるように努力はするけどね」


「それは私もだよ。……みんなでご飯食べに行くのもいいかもね?」


ダイヤくんと六花さんに加えてかりんさんか?…俺はいいが、他の3人は大丈夫なのか?


「大丈夫だと思うけど…一応知ってるし、そこそこコラボしてるし」


まーその辺は要検討だな〜。1回相談して見てもいいが、何はともあれ優勝しなければならない。


となると…やっぱりもっと頑張らなきゃな。優勝してご飯に行くぞー!


「おー!」


「…で、海莉は何に使うの?」


「内緒っ」



それではまた次のお話で会いましょう〜

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