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第247話〜生きてますわ!〜

それではどうぞ…の前に、ひとつご報告があります。

というのも、この小説の総合評価ポイントが1万を突破致しました!


皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!!これからも頑張って書いていきますので引き続き応援のほどよろしくお願いします!


それでは、どうぞ!

「全く酷いですわ。ありえないのですわ」


どうやら話を聞いていたらしいかりんさんが通話をかけて乱入してきた。

面白そうだから取ってみるか……と通話を繋いだ途端発した言葉がこれだ。


「ご、ごめんなさい。悪気は無かったんです…」


「悪気がないから尚更傷つくのですわ…」


意図的に忘れてたって言われる方がまだマシなのですわ……とつぶやくかりんさん。

ご、ごめんなさい……悪いとは思ってます、悪いとは。


「いやでも、受験は合格したんですよね?」


「それはまぁ余裕で合格でしたけど」


「良かったじゃないですか。おめでとうございます!」


分が悪いので話の流れを変更する事にした。…いや、お祝いしたいなって気持ちは事実ですよ?

そこに偽りはありません。


「…一応受け取っておきますわ。頑張ったのも事実ですし」


「いやー大学受験なんてすごいなー」


「…感情こもってないですわよ」


失礼な、ちゃんと込めてますよ。俺は大学に行くような気力は無かったから凄いと思う。

まぁVやってるから勉強じゃなくてこっちに集中を〜って事なんだけども。


あまり見せてないだけで実は裏ではしっかり勉強してるのだ。

しないと卒業出来ないからね。


「確かにウルフさんはちゃんと勉強してそうですわね。ウルフさんも卒業ですの?」


「卒業ですね。春から社会人ですよ」


働いてないからニートですけど。…いや、俺はVが仕事なので働いてないわけではないが。


「あ、それで思い出しましたけど確定申告ですね」


事務所と事務所が用意してくれた税理士さんの方に基本的にはお任せだったのだが、海莉曰く確定申告は死ぬほど大変だから準備はした方がいいとの事で一応前から備えてたんだよな。


俺は確定申告なんて初めてだったので何をどうしていいか分からなかったのだが、そこは流石の税理士さん。


しっかりとやってくれたので俺の負担はそこまでなかった。


「聞きたくないですわ……」


「あれ、まだ終わってないんですか?」


「終わってはいますが、メンタル的な意味で。」


あぁ……。確定申告が大変過ぎてやりたくないって人多いよね。

特にVとか動画投稿者とかよく言ってるイメージあるわ。


・障害直ったよー


そんな感じで少しの間乱入してきたかりんさんとお話していたのだが、コメントでそんなお知らせが流れてくる。


「お、障害直った?ようやくか〜」


「あら、じゃあ折角ですしわたくしもやろうかしら。…ボタンはどこですの?」


「コメント欄に居るんじゃない?」


ちゃんとボタンを呼んでくれる辺り配慮が出来るよね、かりんさん。

案の定コメント欄にいたようで、直ぐに3人での通話にシフトする。


ちょっと早いが練習会だな。…キャラとか武器とか立ち回りとか、色々と詰める必要はあるから。


「やっほーかりんちゃん!」


「久しぶりですわボタン。……相変わらず元気ですわね」


「今日はめっちゃ元気!」


確かに元気だ、若干うるさいと思ったぐらいだもん。

ちょっとだけ音量下げようかな……


「うるさいだって!彼女に対して酷いと思わない!?」


「彼女は大事にしなきゃダメですわよウルフさん」


「めっちゃ大事にしてます〜…ってもしかして味方居ない?」


女2人あつまるともしや勝ち目ない?助けてコメント欄!

…あっだめだ、コメント欄もボタンの味方だ。俺の味方いねーや。


「にしてもおめでたいですわね。直接は言ってなかったかしら?おめでとうございますですわ」


「ありがとう〜!」


「ありがとうございます」


有難いね。…付き合う発表した時確かにいなかったがその頃からもう勉強の方にシフトしてたんだな。


「やっと捕まえられたんだよ〜。」


「それは良かったですわ。…同棲はまだですの?」


「もうする予定!」


あ、言っちゃうんすね?それ。コメント欄がざわつき出したぞ。

…って言っても予想通りようやくか!とかやっとか!みたいなコメントが多いけども。


「あ、なにか使いたい武器あったら…」


真面目にゲームはプレイしないとなと、欲しい武器を聞いてみる。

俺は別になんでもいいから余ったやつ適当に持つし……


「カービン!」


「ショットガンかLMGがあればいいですわ」


はいはい。…確かに今シーズンカービン強いもんね。


「あと当てやすい!」


「あー…?」


「ウルフくんだいたい全部当てちゃうから分かってくれなかった……」


1回使えば反動わかるし、あとはそれを打ち消すように制御するだけだからな。

リコイル制御はそこそこできるから当てやすさとかあんまり気にしたことがなかった。


「あ、あるよほい。」


「ありがとっ!大好き!」


「俺も好きー」


「……もしやこの大会中ずっとこれを見ないと行けませんの?なんの嫌がらせですの……」


嫌がらせって……そんな酷い。ただ武器を渡したついでにちょっといちゃついただけなのに。


「あ〜これもあるよボタン」


ついさっき見つけた拡張マガジンをボタンに渡す。

レベルは1番上のやつ……自動でリロードしてくれる機能もついてる良い奴だ。


「ありがとっ。頼りになる〜!」


「もっと言って」


「男前!天才!」


めっちゃ褒めてくれるじゃん今日。……やば、楽しい。

こんなこと言われると調子乗って頑張っちゃうな〜!


「…わたくしの存在もお忘れなく」


「忘れてないですよ!」


「そうだよ!忘れるなんて酷いことしないよ!ウルフくんじゃあるまいし!」


ボタン、一言余計だ。…最後の一言要らなかったよね!?


・忘れられた挙句恋人同士のイチャつきを目の前で見せられるかりん嬢……

・可哀想で面白い


「可哀想で面白いってなんですの!真剣に心配してくださいまし!」


「まあまあ落ち着いて。これでもどうぞどうぞ」


ショットガンをさしだ…さし……あれ?ここにショットガンあったはずなんだけど……


「あ、それさっき拾って捨てちゃった」


「なんでですのーっ!!」


「じゃあアタッチメントも捨てよう本体ないし」


「なんでですのーっ!」


なんか…あれだね!かりんさんをいじるのってちょっと楽しいね!!


「ちょっと見ないうちにウルフさんの性格が悪くなってますわ………」


そんな失礼な。俺は何もしてないのに!!


「人のこと忘れたのに?」


「すみませんでしたっ。」


・手のひら返すのはっや

・やり返されるまでが秒


それを持ち出されたら勝てないよ…なぜなら忘れてたのは事実だから。


「ほ、ほら敵!敵いる!」


「そう話題を変えようとしたって無駄ですわぁあぁぁぁぁぁ!?」


「言わんこっちゃなーい!」


横から敵3人に集中砲火されるかりんさん。流石にそんな火力に耐えきれる訳もなく、油断しきっていたかりんさんが早々にノックダウン。


かりんさーーーん!!!死なないでーー!!

…惜しい人を亡くした。


「まだ生きてますわ!!!たすけてー!」


いや〜評価1万超えたから書籍化打診来ちゃうな〜ww


はい、ふざけるのもここまでにしまして。真面目にここまで見てもらえるとは書いた当初思ってなかったので1万を超えた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。


書籍化は出来れば嬉しいですが流石に厳しいと自分でもわかってますので今年中に2万ポイントを目標に頑張りたいと思います。


改めて、ありがとうございます!そして引き続きよろしくお願いします!

ブクマしてない方も応援だと思ってしてくれると嬉しいです!


それではまた次のお話で会いましょう〜



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