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第225話〜デート〜

それでは…の前に。


昨日おやすみを頂いてすみませんでした。少し体調を崩してしまったので昨日1日はおやすみを頂くことにしました。


現在は復活しておりますのでご安心を…それではどうぞ!

「はやくはやく!」


「こら走らない!危ないでしょ…もう」


やけにテンションが高いなぁ海莉。そんなに慌てなくても逃げないぞ?


「だってデートだもん、楽しいんだもん…」


「可愛いか。」


俺も楽しいのは一緒だが、急に走って怪我でもしたらどうするんだ。

海莉に怪我なんてさせたら俺はもう生きていけないよ……


「じゃあ私を捕まえてて?」


「……こうか?」


手を握って、海莉がどこかに行かないように捕まえておく。


ほんとなんでそんなに可愛いことをすんなり言えるのかね……


「優成くんにはいつでも好きでいてもらいたいから可愛くなるための努力はするよ」


言葉通り日に日に可愛くなっていくんだよな海莉。


「優成くんの好みがわかってきたって言うのもあるかも?」


「あ〜……なるほど」


確かに最近は俺が好きそうな服とかを選んでくれるもんな。

今日の服も似合ってるよ海莉。


「ありがとっ。優成くんもかっこいいよ?」


まぁ海莉が選んだセットだしダサくは無いと思ってるが…ありがとう。


「そういや優成くんって体温高いよね」


急に海莉が言い出した。……そうか?あんまり自覚は無いんだが…


「今だって手が暖かいし、一緒に寝てる時も暖かいよ?」


「そうか?まぁ海莉が寒い思いをしないようにって事で」


俺がそう言うと海莉が好き!って言って抱きついてくる。危ないからやめようね?


あと周りにめっちゃ見られてるから。嬉しいけどそういう可愛い顔は俺と2人の時にしてね


「む〜。…最近私ばっかりドキドキしてる気がする」


別にそんなことはない。…俺だって海莉相手に日々ドキドキしてるよ。

ただ表に出さないようにしてるだけだ。いつまでもドキドキしてたらみっともないかな?と思って…


「そんなことないよ。…私はしてくれた方が嬉しいよ?」


「そっか。…じゃあ出すようにするね」


「いい子いい子。」


まるで子供をあやす様に言ってくる。…有難いけど撫でようとしないで。それも帰ってからにして!


「どうして?」


「恥ずかしいのと俺だけ見てればいいから」


「素直に言えたからそうしてあげる。」


言わせよって……恥ずかしいなぁ。っと、ちょっと待って。


…よし。行こうか。


「優成くんって……」


「ん?」


「なんでモテなかったんだろうね?」


急に何!?…モテないどころか人から嫌われる人生してたから仕方ないと思いますよ?


「いや…しれっとこんなことできるのになって」


いやそりゃ、車道側は男が歩くもんでしょうよ。普通では?


「本当に馬鹿だね、優成くんを理解しようとしなかった人は。そのおかげで私のものに出来たから感謝してるけど」


「俺も海莉と出会えたから良かったかな。」


とはいえ二度と会いたくないけど、と思ったら海莉が私が守るよって言ってくれた。

守られてばかりは情けないから自分で何とかできるようにしないとな。


「…ごめん優成くん。喫茶店通り過ぎてた」


「えっ?…まじか。どの辺?」


「こっち!」


そう言って元いた道を戻っていく俺たち。喫茶店についたのはそれから5分後だった。


…まぁ、お話が楽しかったから通り過ぎたのはよしかな!

短めでごめんな。



それではまた次のお話で会いましょう〜

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