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第183話〜純粋じゃ…なんでもないです〜

新年、明けましておめでとうございます!

今年もどうぞ応援の程、よろしくお願い致します!


それではどうぞ!


「だいぶ片付いたね…」


「まだまだあるけどな…」


今日一日、朝から大掃除をしているが……うん、全く終わらない。


そもそも家がそこそこ広い分丸々掃除するのは大変なんだよな。とはいえ、俺と海莉の部屋は普段からちゃんと掃除してたからすぐ終わったんだけど。


「……大丈夫?」


「大丈夫大丈夫、海莉はちょっと休んでていいよ」


「優成くんは?」


俺まで休んでたら終わらないからね…俺はまだ働くとするよ。


「……私も」


「ダメ、ちょっと休んで。朝から休んでないでしょ?」


「優成くんも一緒じゃない?」


「一日中動くのは慣れてるから」


少なくとも海莉よりは。これでもそこそこ過酷な環境で生きてるからね、あれに比べたらこれぐらいなんてこともない。


「…んー、分かった。でも、ちゃんと優成くんも休むんだよ?」


「わかってるわかってる。」


さ〜て、頑張って終わらせるとしようかな!休みなくやれば今日中に終わるでしょ!


「休みなさい!!!!!!!」


「あっ、…はい、すみません。」


怒られた。……仕方ない、ゆっくりやるとしようか。



「終わった……なんとか。」


「お疲れ様。後半優成くん1人で終わらせちゃったね…」


いや、案外大掃除楽しくて……あと、力仕事とかは海莉にさせる訳には行かないからな。


とはいえ、海莉もちゃんと手伝ってくれたし何もしてないわけじゃないでしょ。助かったし…


というか、海莉は普段からこの家をちゃんと掃除してたからな。この程度で済んだと言える。


「……今日中に終わっちゃったし、明日一日空いちゃったね。どうしよっか?」


ああ、確かに……今日で終わるとは限らなかったから明日も一応その予定だったんだっけ。


「年末だし家でゆっくりしたらいいんじゃない?どっか行きたいところあるなら別だけど…」


ああ、でも実家に帰るとかもあるのだろうか?


「それは無い…それだけは無い。じゃあゆっくりしよっか!」


余程実家に帰りたくないんだな……今一瞬、凄い目してたぞ??


「…どうしたの?」


「いや?なんでもない。ちょっと寒いな〜って」


「この部屋に暖房ないもんねぇ。えいっ!」


「ちょ、ちょっと!?」


「んふふ〜、寒いんでしょ?こうすれば暖かいよね?」


だからって後ろから抱きつかないでくれ。心臓に悪い……


「顔真っ赤だよ?大丈夫〜?」


「わ、分かっててやってるでしょ!?」


「え〜なんのことかなぁ?私純粋だからわかんない〜」


何それ、私純粋じゃないですアピールか…って、

痛い痛い!!ごめん、悪かった、悪かったから許し…て……っ


「そんな失礼なことを言う優成くんなんて知らないから」


「ご、ごめん。……ほんとに、悪かったよ。」


「……優成くんから抱きしめてくれたら許してあげる」


えぇ……それはまた難易度が……


「こ、こう?」


「ん……暖かい。どう?ちょっとは幸せな気持ちにならない?」


「…なる。なるけど、流石にちょっと恥ずかしい…」


「ふ〜っ」


!?…み、耳に息吹きかけないでくれ!


「ビクビクしてる、か〜わいい。」


「もう、もう!」


「そんなに暴れるならもっと強く抱きしめちゃうよ…?」


これ以上は死んでしまうので……勘弁してください。あ〜、さっきまで寒かったのに急に暑くなってきた…


「顔真っ赤だもんね?」


「うるさい!!!!」


皆様は年末年始何してましたか?私は家でゆっくりしておりました。


本当なら3日には更新するつもりだったのですが、年始だしゆっくりしてええやろ!と一日遅らせてしまって申し訳ないです……


それではまた次のお話で会いましょう〜

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