第155話〜テスト放送〜
それではどうぞ
「で、これ?」
「これ。」
遂に本日…パソコンを購入した日から2日後、購入した物が届いた。
……なんというか、威圧感というか…これが50万もするのかぁと言うか…
「サクッと設定しちゃお?…これLANケーブルね。」
「お、ありがと。」
ケーブルをぶすっと刺しまして…。パソコンを立ち上げて初期設定を行い、次にアプリやソフトを入れていく。
まずは配信に必要なものを入れて……次に配信で遊ぶぺックスのような物を入れまして…
それから海莉がおすすめしてた録画ソフトやらなんやらも入れまして……っと。
「こんなもん?」
「こんなもんかな〜、あとはちゃんと動くかどうか?マイクとかの設定もあるし…」
「ああ、確かに…」
今までのよりも性能はかなり上がってるからな…設定もそれ相応のものでいいかもしれない。
「こうなるとモニターまで変えたくなるねぇ…良い奴買う?」
「ん〜…でもそれこそ勿体なくない?」
「とことんやった方がいい場合もあるんだよ!」
要検討かな……
「そういや、海莉のパソコンってどんな感じなの?」
「私?私のは凄い良い奴だよ。モニターも含めて」
流石だなぁ…って、これからずっと続けるつもりだし買って損は無いのか。
っと、そうこう言ってるうちにある程度設定が終わった。あとは実際にLIVEしてみるだけだけど…
「やってみよ?今」
「いや、それはいいんだけど…海莉も居るのにやるの?大丈夫?」
「大丈夫、設定で呼ばれたから!って言えば問題なし」
「そうか?……まぁならいいか。」
若干不安だが、海莉を信じてみることにする。実際問題が起こった時に居てくれた方が助かるしね。
「よし……これで始まったはず」
「どうだろ…」
・始まってるよ
・今日何?
「今日はね、パソコンを買い換えたからちょっとお試しって感じ。テストみたいな?」
「問題ないかどうかのね」
・なるほど!
・もしやボタンも近くに?
「そう。あんまりパソコン詳しくないから来てもらった」
「きちゃった!」
・理解
・ちょっと声が小さいかも?
「声が小さい?…ふむ、こんなもん?」
「もうちょい上げてもいいんじゃない?」
じゃあもう少しだけ上げまして……っと。
「どう?上げてみたけど」
・いい感じ
・ゲームの映像も問題ない
「お、ならいいか。……高いの買った甲斐はありそうだね」
「…実際にやってみないとなんとも言えないんじゃない?やってみたら?」
これでテストは終わりでいいか…と思っていたのだが、海莉がそう言い出した。
ふむ、確かにそれはそうだな。……見られながらは緊張するがやってみようか。
それではまた次のお話で会いましょう




