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第113話〜優勝そして睡眠〜

1時間遅れてすみませんでしたあぁああああ許してえええ


それではどうぞ

「お、結果が出るみたいです」


集計の時間が少しあって、今ようやく発表のようだ。

発表はこの大会を主催してる人達が主催者視点でLIVE放送しているからそっちを見た方が面白いかもしれないな。


そう考えて、主催者のLIVE配信ページを追加で開く。……っと、ちょうどいいところだったかな?


「まずは〜第3位!ポイントはなんと20点で……」


3位は有名な韓国人のプロがいるチームだな。名前だけは聞いた事がある。

それ以外の人は……すまん、知らん。ゲーム実況者とVかな?Vの人すら知らない人だ……


「第2位!ポイントは35点!…」


第2位は俺でも知ってるVさんのチームだった。有名な人達だしな。海莉達との戦いでも最後の方まで残ってることが多かったし2位は妥当なのかもしれない。


とすると1位は……


「栄えある1位は…!ボタンさん海男さん六花さんのチーム!」


ポイントは43点という圧倒的な点数で勝ったようだ。

1位を複数回とってそこそこの数の敵を倒しているためポイントを稼げていたようだ。


「やったああああああああぁぁぁ!!!!」


海莉の方の配信も閉じていなかったため、そちらの配信から海莉の喜びの声が聞こえてくる。…相当喜んでるな海莉。


「やったね〜!!!」


「よっし優勝だあぁああああ!!!」


うん、六花さんと海男さんも喜んでたね。そりゃ頑張ったし嬉しいだろう。俺もちょっと嬉しいもん。


「え〜、優勝したチームには優勝賞品としてトロフィーと賞金60万を贈呈したいと思います。」


……60万!?この大会60万も賞金出んの!?


って思ったが3人で分けたら20万か。それならまぁ……いやいやいや。充分多いだろ…


「20万ずつかな?何に使います?みんな。」


海男さんがそう質問する。


「貯金かな〜」


意外と堅実な六花さん。しっかり貯金に回すようだ。


「堅実だ。凄い……」


「ちょっと貯めたい事情があるから…」


なるほど。貯めたい事情があるからこそ貯金をすると。頑張って貯めて欲しいね。


「ボタンさんは?」


「私は美味しいものでも食べるようかな。特に今欲しいものは…あんまりないし」


「あんまりってことはあるにはある?」


「お金で買えないものだから……」


あーなるほどと何故か納得している海男さん(+六花さん)。


「海男さんは?」


「俺はどうしようかな、パソコン買い換える資金にでもしようかな」


実は調子が良くなかったらしい。たま〜にカクカクするようになった感じかな?グラボとかの劣化かもしれないからその辺を買い換える資金にするかなということらしい。


「ということで今回の大会は終了です!参加してくださった皆様見てくださった皆様!誠にありがとうございました!それではまた次回の大会でお会いしましょう〜!」


あ、いつの間にか大会の人が配信をおわらせてた。ページを閉じよう。


「大会終わりましたね〜」


「そうですね〜」


感慨深そうに発言する2人。


「時間も時間なんで俺らも解散しますか。二次会は…また別でやりましょう」


あ、二次会やるんだ。打ち上げ的なノリかな?


「は〜い!お疲れ様でした〜!」


「お疲れ様〜!」


「お疲れ様です〜!」



「…はい、通話終了〜。みんな応援してくれてありがとね!お陰様で優勝できたよ!!」


・おめでとう!

・おめでとうー!

・見てたよ!!

・最後かっこよかった!


「かっこよかった?良かったー!スパチャは後で読ませてもらうね。…じゃあ、配信も終わります!また今度二次会…っていうか打ち上げっていうかそんな感じの会を設けるから、みんなも見に来てね!」


じゃあお疲れ様みんな!と言って配信が終了する。あ、コメントし忘れたな………まぁいっか。

直接おめでとうは言えるし。


まぁでも一応つぶやいとくか、代理で出たんだし。優勝おめでとうございます…っと。


「ゆ、う、せ、い、く〜ん!!」


「俺は別に逃げないから落ち着いて」


「だって嬉しいんだもん!」


それはわかるけど…いくら家の中だからって走ったら危ないよ?怪我してからじゃ遅いんだから…


「とにかくおめでとう、海莉。代理で出た甲斐があったな。」


「ありがとう!……あの時は途中で終わったの悲しかったけど…」


こうも笑顔で喜んでる海莉を見るとこっちまで幸せな気持ちになるな。…可愛いし。



「それで、さ……覚えてる?優勝したらお願いするってやつ」


「覚えてるよ、大丈夫。優勝したもんな、なんでもいいよ?」


俺にできないことはやらないけどできることはやるつもりだ。…そもそも海莉がして欲しいならいつでもできることはしてあげるんだけどな…


「やったあ!……後でもいい?」


「もちろんもちろん。疲れてるだろうしね。まずは休まないと」


「流石に緊張したからちょっと休憩するね……」


「飲み物持ってこようか?」


大丈夫だけどちょっと寝させて〜と言いつつ俺のベッドに飛び込む海莉。そこ俺のベッドなんですけど…匂いとか大丈夫かな、一応臭くならないようにしてるけど…


「優成くんの匂いがする」


「そりゃ俺のベッドですからね、そこ。」


俺の匂いがしなきゃ問題だろうよ、無臭じゃ無いんだから。


「あ、寝そうかも。」


「自分の…まあいいか。眠いんなら寝なよ。」


もしかしたら徹夜で大会のために練習したり勉強してたのかもしれないしな。

自分のベッドで寝ろよと思うのだが、眠いんなら寝かせてあげた方がいいだろう。


美女が俺のベッドで寝てるというのはちょっと…健全な男の子としては思う所があるけども。


別に襲うつもりは全く無いけど、無防備なのはいかがなものですかねぇ。


男として見られてないのか純粋に無防備なだけなのかは知らないけど、こういうのはちょっとドキドキするから勘弁して欲しい。


何故か見ていると安心できる海莉の寝顔を見つつ、そっとため息をついた俺だった。


小説って難しいなぁ


それではまた次のお話で会いましょう〜

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