第112話〜優勝?〜
それではどうぞ!
「最後だね!」
「ラスト試合頑張りましょう!ここで勝てば優勝ある!」
遂に最後の試合。5試合目だ。
2.3.4試合は1位にはなれなかったが、キルポイントは順調に稼いでるし結果も3〜4位という好成績を取ってるのでこの試合で1位になれれば全然優勝はできるというところにいる。
「ラストの試合は行けそうなら敵も倒したいけどまぁ無理はしない感じで行きましょう」
キルポイントの上限、最後の試合だけは無いんだよな。だからキルムーブできるならした方がポイントは稼げるが…それをして返り討ちにあったら意味が無いからな。
「この物資漁るのも最後ですよ…」
しみじみ言う海男さんに対し、これが最後か…俺、これが終わったら……なんてフラグをたてていくみんな。ノリがいいねぇ
「あ、いるいるいる!」
移動した先で敵を発見。3人丸々生存している。相手が気付いてるかどうかはわからないが相手の方が有利な位置にいるんだよな。
だが、こういう時に活躍するのが六花さん。正確には六花さんのキャラだが。
六花さんが有利な位置まで行って、敵を撃つ。そうすると残り2人が回りやすくなるからな。
上手く六花さんがやったおかげで2人が接近し、難なく倒すことができた。
「キルポイント美味しい〜」
「人をキルポイントとしてしか見れてない人がいる……」
海男さんがキルポイントとして見てないことに突っ込む六花さん。
そこから5分後、1人だけになって逃げてきた人を倒してさらにキルポイントを獲得した海莉チーム。そろそろ最終安置だな…
「戦ってるところにいきたいですね〜最後」
キルムーブをしてるチームがいるのか、最後の方の人数が少ないな。
「あ、戦ってる!」
エリア収縮が始まる前だが戦闘が発生している。残りは6チームだ。(海莉達を入れて)
「あれ行っちゃう?」
「ん〜もうちょい待ちたい。せめてあと2チーム減るまで待てたらいいなぁ。」
流石に自分たち以外の5チームに狙われる可能性があるため海男さんは慎重だな。
「いや、行くか。早めに行って強いとこで待ち構える感じにしましょうか。」
1チーム減ったため行くことにしたようだ。残りは4チームで、2チームが戦ってる。残りの1チームはどこかにいるという状況だ。
「右のやつから狙いましょう!」
フォーカスを合わせて確実に1部隊を倒す海莉達。もう片方は瀕死だし人数も1人だったので簡単に倒せた。
ダメージは貰ったは貰ったが回復が余裕で間に合う範囲だ。この位置からだとどこから敵が来てもこっちの方が有利だな。
「あ、いるいる!下下!」
なるべくバレないように移動してきたようだが流石にバレた。相手がグレネードを上に投げてこちらを下に落とそうとする。
それにつられて六花さんが落ちてしまいダウン。こちらは残り2人。相手は……3人いるのか。
「あーごめんなさい!!」
「どんまいどんまい。まだやれるまだやれる」
下に圧をかけつつ隙を伺うこちら2人。と、向こうの1人がこちらに登って急襲を仕掛けてくる。
「やりきりたい!」
「よし!やれたやれた!!」
登ってきたやつが下に降りるまでに倒しきれたのでこれで2対2。人数不利はなくなった。
こうなると高い位置から撃てるこちらの方がちょっと有利か。
「ちょっと下行って撃ってきます」
そう言って海男さんが下に回る。海莉は海男さんがやられないようにカバーしている。
「あ、やれそうやれそう!……っおっしぃ〜!」
一旦安全地帯で回復する海男さん。だがお相手も移動して回復したいようで海莉からは丸見えの状態になる。
「やる!」
そう言ってアサルトライフルで1人を倒す海莉。残り1人にもそこそこのダメージを与えた。
「お?行けるんじゃないか!?」
そう言って突撃していく海莉と海男さん。両方近距離用の武器に持ち帰る。だが相手も警戒していたようで、海男さんの方にグレネードを投げていた。
食らった海男さんに追撃を与えて、海男さんをダウンさせた。
「いや相手上手い!ごめんなさい!」
でも海男さんの方を見ているということは海莉側は見ていないということで……
「やったぁぁ〜!!!」
その隙に海莉が仕留めきって1位になった。おめでとうだな海莉…!
「これ優勝出来たんじゃない!?」
「いったか!?」
「お願い!!」
どうなったんだろうか。優勝出来たのか…??
それではまた次のお話で会いましょう〜




