表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/411

第104話〜顔合わせ〜

連日短くてすみません〜。


それではどうぞ!

「こんばんは〜みんな〜。今日は…」


ボタンのLIVEが始まった。こうしてボタンのLIVEを視聴者気分で見るのは久しぶりな気がするな。


今日は飲み物(と言ってもお茶だが)片手に最初から最後まで見るつもりだ。


「〜顔合わせなんだよね今日。めっちゃ緊張するんだよね2人とも上手いからさ。」


タイトルに名前が入ってるので見てる人も誰と出るかは理解してるのだが、確かに2人ともかなり上手い人達だ。


「じゃあ通話に合流しよっかな。………あ、もしもし?」


「もしもし〜お疲れ様です〜」


「お疲れ様です〜」


若くイケメンな男の声と、可愛い女性の声が聞こえてくる。


「あ、蒼花ボタンです。よろしくお願いします」


「海男です〜よろしくお願いします」


「近江六花です〜よろしくお願いします〜」


自己紹介だ。海男さんはぺックスのランキング世界上位の実力者の人で俺も積極的に動画を見てはいないが名前は知っているような人だ。


近江六花さんは俺たちとはまた別の事務所に所属しているV…だったはずだ。しかも結構人気の。


どっちも実力はあるし声もいいしで、結構注目されているパーティなのだろう。今視聴者数がかなり多いもん。


「あ、先に行っておくと私明後日出れないんです〜すみません…」


これから1週間ぐらいはスクリムという、チーム同士のマッチングみたいな感じのルールで練習が行われるらしい。その後に大会本番みたいな?


色々と予定もあるだろうから、出れない日もあるのだろうな。


「あー全然大丈夫ですよ。ボタンさんは…?」


「私は全部に出れますよ。」


「じゃあ明後日だけ?かな。俺も出れるから。代役だけ探しとかないとっすね」


「ほんとすみません〜……」


気にしないでください〜と2人の声。


「あの、一応代役してくれそうな人に心当たりありますけど聞いてみます?」


ボタンがそう言い出した。…な〜んか嫌な予感するんだけど、多分気のせいだろう。


「あ〜ウルフくん?1回絡んでみたかったんですよねあの子。」


「い〜な〜私も話してみたかった。」


「多分OK出してくれるとは思うけど……聞いてみました。」


既に連絡が届いていた。内容は


「配信見てるだろうから内容わかるよね?出てくれる?」


というシンプルなメッセージだった。代役があるなら出るって言っちゃってるし、断ったらきっと悲しまれる。…海莉を悲しませるようなことは俺にはできないからな。やるしか…ない。


「わかったよ。その代わり下手くそでも文句言わないでよ」


そう返しておく。海莉からはやった!文句なんて言わせないから大丈夫だよ!って帰ってきた。


「あ、OKだって。下手くそでも文句言うなって言ってるけど」


「お〜良かった。全然おっけいですよ」


「謝っといてくださいごめんなさいって……」


配信聞いてますよ。予定があるのは仕方ないから謝る必要はないんだけどね。


「あ、始まりますよ」


「お〜?どこに降りるんですか?」


「研究所に行こうかな、あそこ物資そこそこあるだろうから。研究所行って〜安置の確認して移動かな。なるべく早くに移動できる方が助かる感じですね」


この海男さんが司令塔のような役割らしい。戦闘時の指示なども出してくれるらしい。


その後もキャラの構成とか武器とか色々話していく。どうやらスクリムは物資が普通に比べてかなり少ないようだ。大変そうだな〜。


「研究所の横の所に敵降りてました!」


「了解です。とりあえずさっき言った感じで漁っていきましょう。多分まだ敵来ないんで」


見てる方も緊張感があるな〜この配信。最後の方まで敵がなかなか減らないらしいが戦闘が起こらないわけではないらしく、一応警戒しといてくれとのことらしい。


海莉は索敵キャラを使ってるからかかなり気にしている。がんばれ海莉!


それではまた次のお話であいましょ〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 細かい指摘すみません スクリムだとどっちかというとプロの練習みたいなイメージが強い気がするのでカジュアル大会ならカスタムマッチとかの方がいいかもしれないです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ