第29回 コマンドー
シュワルツネッガーの作品はかなり観ているはずなのに、紹介しているのは「キンダガートンコップ」くらいでした! 今回は戦うシュワちゃんらしいアクションもの(どちらかと言えばヒット前)を紹介させていただきます。まさにムキムキ筋肉ボディーの見せ所!
「コマンドー」(1985年米公開)
主人公はシュワちゃん演じる元コマンドー部隊のメイトリックス。軍を退役したあとは、娘のジェニーと二人で山奥の家で平和な生活を送っていた。母親については何も語られてないが、娘を心から大切にしている。娘も反抗期の手前らしくパパが大好き。再び軍の仕事で父親が自分を置いて行ってしまうのでは……と恐れを抱いている。
ある日、かつての上官だったカービー将軍がヘリでメイトリックスを訪ねてくる。将軍は、メイトリックスの部下だった兵士(彼らもすでに退役しているのだが)が次々と殺され、メイトリックス自身も標的である可能性が高いと告げる。念のために将軍は連れてきた兵士を護衛につけて帰っていったが、程なくして謎の敵から襲撃される。将軍が精鋭と太鼓判を押した兵士はあっさりとやられてしまい、ジェニーまでも連れ去られてしまう。車で追跡したメイトリックスだったが、妨害を受け車は大破し気絶する。
次に目を覚ますと、以前自分たちの部隊が失脚に追いやった某共和国の独裁者が目の前に。しかも、メイトリックスの部下だったベネットも一味に加わっていた。
ベネットは自分の死を装い、金のために敵の首領に加担していたのだ。独裁者アリアスは、自分が追放されたのはメイトリックスたちのせいだと逆恨みし、娘を人質にとって現体制の要である大統領を暗殺するように強要する。
娘の命を救うために一度は承諾するメイトリックスだったが、同乗した見張り役を殺して、共和国へ向かう飛行機が離陸した直後に飛び降りる(結構見所の一つ)。到着までの十一時間。空港に着陸するまでは自分の脱出と裏切りはバレない。
それがジェニーを救うタイムリミットを意味していた。空港には飛行機の出発を見届けるために別の見張りが残っていた。やつを捕まえて娘の居所を吐かせようと考えるメイトリックスだが……。
果たしてメイトリックスは娘を奪還できるのでしょうか? タイムリミット込みのアクションものです。爽快なドンパチアクションがお好みの方にオススメです。
成り行きで巻き込まれてしまった客室乗務員のシンディーもいい味出してます。
そして娘のジェニーを演じていたのはアリッサ・ミラノという女優さんで、日本でも放映されたことのあるドラマ「チャームド・魔女三姉妹」の三女フィービー役だった方です。「あの子が大きくなって魔女になったのかぁ」とすっごくイメージがちがってるのでビックリしたのを覚えています。
配役はさておき、当初のシュワちゃんってこういうアクションが売りだったんですよね。
今でも年に何回か地デジやBSで放映される作品なので、機会があったら観てみてくださいませ。
今回自分が観たシュワちゃんの出演作品を書き出してみるとやっぱり多かったです……いつかシュワちゃん特集とかできたらいいなぁなんて思いました。




