第24回 暗殺者
今回は90年代作品です。
偶然スカパーの映画チャンネルで放映していたので久しぶりに母と一緒に観ちゃいました。
『暗殺者』(1995年公開)
はじめて観たのはレンタル店で借りてきたソフトでした。その後TVロードショーでも何度も放映されているのでその度に鑑賞しています。「個人的な印象ではスタローン主演のわりにあまり派手さがない」。
シルベスタ・スタローンの演じる殺し屋役が絶妙に私のツボなので紹介させていただきますね。
ロバート・ラス(演:シルベスタ・スタローン)は、その世界ではナンバーワンの暗殺者。ある日葬儀の参列者のなかにいるターゲットを狙っていたところ、別の殺し屋が彼の標的を射殺してしまいます。若手の殺し屋ミゲル・ベインがラスの仕事を横取りし、自分の腕を誇示してきたのです。もちろんラスも黙ってはいません。ミゲルを追撃しますが、もう少しのところで逃げられてしまいます。
ラスとミゲル。二人の因縁はそこからはじまりました。
プロの最前線で仕事をこなしてきたラスは、殺し屋稼業から足を洗おうと最後の依頼を受けるに至ります。最後の仕事は、ある人物から極秘情報の入ったフロッピーディスク(略してFD)を奪い、その口を封じるというものでした。取引に指定されたホテルで再びラスの前にミゲルが現れます。二度までもラスの獲物を横取りするかのように思えましたが、ラスへの敵対心だけではなかったのです。同じ雇い主から依頼を受け、彼もまたFDの持ち主であるハッカーを狙っていました。
二人の殺し屋から狙われていたハッカーの正体は、ペットの猫を連れたエレクトラ。
彼女を殺してFDを奪えば依頼人からの仕事は終了。しかし、ミゲルの邪魔が入り、ラスは彼女を殺してまで依頼を完遂する気にはなれなかったのです。そこでエレクトラとともに依頼人にFDを買い取ってもらう取引を持ちかけました。ところが、FDと交換して手に入れた大金には爆弾が仕掛けられており、二人は危ういところで難を逃れました。
エレクトラの機転で本物のFDはまだ手元に残っています。再び高額で買い取ることに応じた依頼人の正体は?
FDにはどんな情報が入っているのか?
ラスとミゲルの決着は? 見所たっぷりのハードボイルド作品です。
キャストも豪華で嬉しいです。ミゲルを演じるのはラテン系のアントニオ・バンデラス。エレクトラ役はオスカー女優のジュリアン・ムーア(『ハンニバル』や『アリスのままで』の主演)です。
まだご覧になってない方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?




