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全能で楽しく公爵家!  作者: 二十口山椒
都市開発本格始動

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98/112

98:静粛。

「グリーテン、色々と屋敷を改造して魔道具も改良するつもりだから手伝ってくれない?」

「もちろんよ! いつでもいいわよ!」


 グリーテンにはそれだけで了承をもらった。


 そしてお父上様と話した結果、一ヶ月後に屋敷の改造をすることになり、今日からそのことを屋敷の人たちに改造のことを知らせた。


 まあ一日もはいらないとは思うけど、念のために一日と言っておいた。やろうと思えば一瞬で変えることは可能だけど、そこら辺は常識の範囲内にとどめておく。一日が範囲内かは知らないけど。


「何だか、落ち着くね……」

「はい、私もそう思います」


 時間が空いているから『叛逆の英雄』のマンガを描いており、ベラの膝の上にいることがかなり落ち着いてしまう。


 このままだと成人してもメイドの膝の上に座る変態になってしまう。


 いや、実際にはそんなことはないとは思うし、何なら俺の膝の上にベラを乗せる日が来るだろうな。俺が乗せたい。


「『叛逆の英雄』は佳境まで迫っていますがあとどれくらいで完結しますか?」

「うーん、描き終えようとすれば一年もかからないと思う」

「それは楽しみです。内容を知っていても、楽しく見ることができます」


 マンガという娯楽が、ベラたちこちらの世界の住人からすれば新鮮だからな。


 いつかは目新しさがなく、自身が好みなマンガを選ぶ日が来ることが俺の目指す世界の一部だ。


 それにしても、今日はベラがかなり俺をベラ自身の方に抱き寄せているな。


 王都に行く前の距離がゼロとすれば、マイナスに行くくらいにベラの体に沈んでいる。


 よき体の柔らかさだから何も言わずに堪能している俺。


「アーサーさま」

「なに?」

「一ヶ月後の屋敷の改造、ありがとうございます。私のお願いをすぐに叶えてもらって」

「ボクも思っていたところだから全然気にしなくていいよ」

「それでもです」

「うん、それならお礼を受け取っておくね」


 まあ、ベラのために動く、誰かのために動くということはいいことだ。


 この力は魔神からもらったものだが、それをいいことに使えるというのはある意味魔神にとって皮肉にならないだろうか。


 魔神が悪いことを考えている悪神なのかは分からないが。


 時間がある時にでも俺が王都で購入した『七天』を読まないとな。


「あっ、静粛さんをどうにかするか決めないとね」


 七天を読もうとして静寂さんに襲われたからそれで思い出した。


 忘れていたわけではない。俺が忘れるということは、不幸にも不可能だからな。


「もう静粛をどうにかしているのか思っていました」

「してないよ。王都だとバタバタしてたし、帰ってきてからも色々とやりたいことがあったからね」

「そうですか。それで、アーサーさまはどうなされたいのですか? 私はアルノさまに引き渡すのが一番かと思います」


 あの時は社交界とかで色々と静粛さんのことをお父上様とお母上様に言い忘れていたから、静粛さんは俺の手元にいる。


「僕は、味方にはなってほしいと思っているよ」

「危険です」

「分かっているよ。でも静粛さんは優しそうな人だと思ったし、味方になれば強いと思うんだ」

「……分かりました。ですがもしもう一度ランスロット家に危害を加えそうになれば、私が仕留めます」

「ううん。これは僕が決めたんだから、僕がやるよ」


 これは決断を下したことで伴ってくる責任だ。

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