336:練習カスタム開催前
お待たせしました!!!
久々の2連休、めっちゃ遊んじゃいました⋯⋯
水着を買いに行った後、泊まっている場所へ戻ってきた僕達は、一度パソコンをそれぞれ別の部屋へと持っていき、配信を行うことになった。
別の部屋に行って何をやるのかと言うと、本番の時と同じルール、参加者同士で練習カスタムをやるらしいね。ルールの確認や場合によっては入っている選手のレベルがあまりにもヤバすぎる場合はその選手に本番の際に縛りルールを付けるための確認にもなっているのだとか。
特に今回参加予定の選手として現役の日本人プロゲーマーもいて、そのあまりにものヤバさから全ての武器を使って良い代わりにスコープ以外のアタッチメント禁止という追加ルールが設定されるほど。
そして今回僕達はそのカスタムに参加する訳なんだけど⋯⋯ルールとして、必ず参加者は配信をするように義務付けられているんだよね。もちろん、チート防止の為だよ。最近はプロゲーマーの人で、ストリーマーとして活動している人も多いから割とこのルールは受け入れられているんだって。
実際過去に、チートを使用して優勝商品を貰おうとした人がいたからこんなルールが付け足されたんだとか。その人は運悪く運営が視点を見ていた時にチートを使ってしまったせいで即バレしてしまったんだけど。
というわけで、僕も早速配信の方やっていくよ!
♢
『リス兄、リス姉こんばんは!白姫ゆかだよ♪』
「みなさんこんふわりんー!
浮雲ふわりですよー」
「みんなこんばんなの、清楚だと言い張る聖曽なのなの」
:こんばn⋯⋯うおおおおおおおおおお!!!俺得すぎるメンバー構成!!!
:こんばんは!みんな頑張ってね!
:ゆかちゃんこんばんはー!
:ふわちゃんこんふわー!
:なのちゃん、清楚はもう諦めよう?
「ぼくは清楚を、清楚と言い張る事を諦めないの」
「いやなのちゃんは清楚と言い張るのはキツイと思いますよー?
その点なのちゃんと違って私は清楚ですよ?
よくなのちゃんと私の両方をやべーやつ扱いしますけどね?」
:いやいやいや、ふわちゃんもやべーやつだから
:やべーやつなんだよなぁ⋯⋯
:道端で出会った男の子の声とVTuberの中身が一緒である事を見抜けるなんてヤベーやつ以外の何物でもねーよ!?
:そんな話もあったなぁ⋯⋯(しみじみ
:そうなるとゆかちゃんとの絡みももう一年くらいになるのか⋯⋯
:待って時間のことは言わないでおぢさんに大ダメージよ
『うん、それに関してはボクもやべーやつだと思うよね』
「ゆかちゃあああああああん!?」
『でも⋯⋯声を聞き分けてくれたのはちょっと⋯⋯嬉しかったかも』
「アッ」
「な“の”ォ“ッ”」
:アッ
:ミッ
:
:
:
:唐突に尊さの塊投げつけるのやめてもらえませんか!?
:しぬかちおもた
:ごじしとるあうお
:何人か語彙力死んでる⋯⋯
『えっ!?今ので!?』
:恥ずかしそうに言わないで
:死ぬほど可愛いから
:もしかして今日はずっとこういうの飛び出すとかないよね?
:FPSだからきっと口が悪くなるはずだゾ
:口の悪いゆかちゃん⋯⋯悪い子にはおしおきが必要ですねぇ
「ゆかちゃんにおしおき!?
私に任せてください!!」
『ボクは何もしてないからね!?』
「ふわり、ちょっと待つの」
『なのお姉ちゃん!』
:まさかなのちゃんが止めるだと?
:ありえない
:マジかよ
「なのも混ぜるの」
:ですよねーwwwwww
:知ってたwww
:実家のような安心感
:草
:さすなの
:ひっでぇ一言www
『ふふっ』
:あれ?
:ゆかちゃん怒った?
:えいえい、怒った?
:なんか迫力が
『お姉ちゃん達には⋯⋯おしおきが必要みたいだね?』
「「ッ!?」」
:ひえっ
:こわE
:これはOSHIOKI不可避
「⋯⋯いやでもゆかちゃんにされるならご褒美ではないかとぼくは思うの」
『なのお姉ちゃん!?!?』
:世界よ、これがいまなんじのやべーやつだ
:草
:わいの家の芝が草で埋め尽くされて隣の家の芝まで生い茂るくらい草
:でも私もゆかちゃんにならおしおきされたい
:すまん、わかる
『みんな?????????』
:さ、さーせん⋯⋯
:うん、ごめんね⋯⋯
:ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、気持ち悪いお姉ちゃんでごめんなさい、ゆかちゃんにちょっと不埒な気持ち抱いちゃって、お姉ちゃんってば本当に酷いお姉ちゃんだよね⋯⋯ごめんね、もうこんな風にならないようにお姉ちゃん気をつけるからね?だからもう一回だけチャンスをくれないかな?
:こえーよ!!!!
『怒ってないからね!?そんな長文で謝らなくていいよ!?』
:病んでるお姉ちゃんいて草
:ゆかちゃんはやはり魔性の女⋯⋯
:男の娘だぞ
そんな風に話しながらカスタムの開始時間まで雑談をしていると突然、ボク達のいる通話ルームに誰かが入室してきた。
:おや?
:誰かきた?
:誰だろ?運営かな?
:運営が来るか?
「みんなやほやほー!七瀬れなだよっ!」
「れなちゃん!?どうしてここにいるんですかー?」
「急に現れるからビックリしたの」
『れなちゃん⋯⋯?もしかしていまなんじでつい最近まで休止してた⋯⋯あの?』
「へー、キミあーしの事知ってくれてたんだ?
ふわりお姉様となのちゃんくらいしか知らないと思ってたし」
『あ、当たり前だよ!
ボク、ずっといまなんじの配信いっぱい見てきたんだもん!
だから⋯⋯れなお姉ちゃんの配信もちゃんと観てたよ!』
「えっ、えっと⋯⋯そっか、ありがと⋯⋯
なんか調子狂っちゃうな⋯⋯」
「それで急に現れたんですから、何か用でもあるのでしょうかー?」
「あっ、そうだったそうだった!
ふわりお姉様ありがと!
こほんっ!それで本題だけど⋯⋯
あーしは、ゆかちゃん達に宣戦布告に来たんだし!」
「「「宣戦布告?」」」
「そーだし!
最近ずっとお姉様ってばあーしのこと放っておいてゆかちゃんゆかちゃん⋯⋯正直ずるいし!」
「だから!あーしは絶対この大会でお姉様達のチームに勝って、商品をもらうし!」
:なんかよくわからないけど盛り上がってきました
:今北産業
:ふわちゃんがゆかちゃん構いすぎてれなちゃん嫉妬
:把握感謝
:ただの痴話喧嘩だこれ
「そ、それに何の意味があるのでしょうかー?」
「大会だから戦うのは必然なの」
「賭けるものは一つ⋯⋯
ふわりお姉様とのデート券だし!」
「デート券なの!?」
『突然すぎて意味がわからないよ!?』
「待って、私の意思はどこへ行ったんですか」
「そんなものはないし」
:草
:草
:草
:草
「えーとつまりポイント上位のチームには私とのデート券を進呈⋯⋯と?」
「そういうことだし!」
「はぁ⋯⋯バカじゃないんですか?
まず、ゆかちゃんにメリットが無いのと、こちらが勝ったらどうするんですか?私が私とデートとかただの一人でのお買い物ですよ?」
「それはゆかちゃんが使えば良いと思うし」
「それただの私にとってのご褒美ですよ!?
ゆかちゃんのメリットじゃないですから!」
「は?ふわりお姉様とのデートがご褒美じゃない?
そんな訳ありませんよね?
世界で一番綺麗で可愛いふわりお姉様とデートですよ?
そんなの誰だって嬉しいに決まってます、ゆかちゃんだってきっとハッピハッピハッピーな気分になるに決まってます。まさか、ゆかちゃんはふわりお姉様とのデートが嫌だなんて言いませんよね?楽しみで楽しみで仕方ないはずですよね?そうですよね?そうだと言って、言ってください!!!!!!」
「「『ひえっ』」」
:怖いわ!!!!
:ギャルが現れたと思ったら急にヤンデレが出て来た
:ホラーかな?
:草枯れた
:ヒエッ
:クッソ早口で笑ってしまった
「⋯⋯という訳だし」
「勢いで誤魔化さないでくださいね!?」
「じゃ、あーしはチームメイトと打ち合わせがあるからまただし」
「れなちゃん!?」
するとすぐに退出の音が鳴り、ルームから退出してしまった。
『えーと⋯⋯結局なんだったのかな⋯⋯今の』
「私にもわかりません⋯⋯」
「なのにもわからないの」
:私にもわからん
:あの乱入、UMIのリハクの目を持ってしても見抜けなんだ
:見抜けたら逆にすごいわ
『あっ、そろそろ開始時間みたいだし、準備しよっか!』
「そうですね、気分を入れ替えて行きましょうかー」
「頑張るの!」
そうして練習カスタムが始まった。




