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失恋したのでVtuberはじめたら年上のお姉さんにモテました【コミカライズ完結】  作者: 二兎凛@失恋Vtuberコミカライズ最終巻8/27発売予定
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317/385

303:東京到着!からの⋯⋯?

お待たせしました!!!

ねむい!!!!

「優希くん、もうすぐ着くよ?」


 そう声が聞こえてきた。

 だけどまだ眠くて、頭がふわふわとしている。


「⋯⋯うん」


 自分が何を喋っているのかいまいちわからないけど、そろそろ起きないといけないのだけは思い出してきた。


 1分もすれば、感覚が戻ってきた。


 新幹線がほんの少しだけ揺れて、その揺れが心地良い。それに誰かが僕の手をきゅっと握っていて、その手の温もりが暖かい。


 ⋯⋯って、手を握られてる?


 そう考えた瞬間、急速に目が覚めていく。


「優希くん、おはよう」


 目が覚めた僕の隣には薫さんがいて、僕の手を握っていた。


「お、おはようございます⋯⋯

 も、もしかして⋯⋯?」

「大丈夫、私が握りたくてこうしてるだけだから」

「あっ⋯⋯それならよかったです⋯⋯」

「えっ?」


 あれ?何で薫さんは不思議そうな顔をしてるんだろ?


 よーく考えてみたら、これ僕まるで薫さんのことが好きだからセーフって言ってるみたいじゃない!?


 そんなことを考えてあたふたしている間に、新幹線は東京駅へ到着してしまった。


 降りようと思って席から立ち上がると、薫さんが自然に僕の手を握ってくる。


「そ、それじゃ、行こっか」


 顔を真っ赤にしながら歩き始める薫さんを見て、少し可愛いな、なんて考えてしまった。


 ⋯⋯って何を考えてるの僕は!?


 薫さんが大胆というかなんというか、そのせいで僕もなんかおかしくなってるよ!


 かといって、薫さんから手を離すことも出来なくて、僕は悶々としながら新幹線から降りた。


「それじゃまずはチェックイン前に荷物だけ預けて少しお出かけしよっか!」


 ホテルへ向かう途中で薫さんはそう言ったけれど、どこに行くのか気になった僕は聞いてみることにした。


「ちなみにどこに行くかとかって決めてるんですか?」

「実は⋯⋯行きたい場所があるんだよね」

「行きたい場所?」

「メイドカフェ!」

「あっ、僕行ったこと無いです!

 ちょっと気になってはいたんですよね!」

「本当?よかった!」

 

 薫さんは笑顔でそう言うと、次にとんでもない一言を放った。


「優希くんに用意した衣装にメイド服があるんだ!

 だからメイドカフェでメイドさんはどうやるか覚えてもらおうかなって!」

「⋯⋯へっ?」


 メイド服?僕が?


「ぼ、僕が⋯⋯ですか?」

「私がやっても⋯⋯ね?」

「いやいや!きっと似合いますよ!?」

「ありがとう、でもね、優希くんのメイド姿見たいって人、結構多かったんだよ?」

「そ、そんな⋯⋯」


 絶対恥ずかしいやつだよ!!


「大丈夫、ゆかちゃんモードなら平気だよ!」

「そ、そうですかね?」

「大丈夫大丈夫!優希くんなら出来るよ!

 どうしても辛かったら⋯⋯その、わ、私で良ければメイドさんになってあげるよ?」


 あっ、でも流石に優希くんの前でだけだからね?と薫さんが訂正を入れる。


 でも、みんなのアンケートの結果なら⋯⋯仕方ないのかな⋯⋯


「い、一応すごく可愛いデザインが出来たんだけど⋯⋯」

「作ってもらってるんですから、着ないと⋯⋯も、勿体無いですからね!」


 僕は自分にそう言い訳をしながら薫さんにそう返事をした。


「そ、そうだね!

 それじゃ、お勉強がてら行ってみよっか!」

「は、はい⋯⋯」


 少し気は重いけど、どうせなら楽しまないとね!



 ⋯⋯そんなわけでメイドカフェに来た僕だったけれど。


「ご主人さま、今からご主人さまから恥ずかしいと言う気持ちがなくなる魔法をかけますにゃ!

 その為には魔法の呪文を唱えないといけにゃいから、私に続いて呪文を唱えて欲しいにゃ!」


 店員の猫耳メイドさんがそう僕達に告げると——


「みらくる★まじかる★にゃんにゃんにゃーん★

 はい、それじゃご主人さまもー!」


「「「みらくる★まじかる★にゃんにゃんにゃーん★」」」


 ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!恥ずかしくて死にそう!!!!!!!!


「はい、これでOKだにゃ!次は頼むメニューが決まったら、このベルをちりんちりんとにゃらして私を呼んで欲しいにゃ!」


 そうメイドさんが言うとホールに戻って行った。


「う、うぅ⋯⋯恥ずかしかったです⋯⋯」

「私も流石に恥ずかしかったな⋯⋯」

「二人とも可愛かったよ?」

「それ言ったら由良だって⋯⋯」

「そうですよ!」

「⋯⋯二人して褒めるのはズルいって」


 由良さんも顔を赤くしてしまい、結果的にみんなが恥ずかしくなってしまった。


「とりあえず何頼もうか⋯⋯」

「僕はこのパフェにします!」

「じゃあ私はパンケーキのセットにしようかな?」

「私はサンドイッチにするね!」


 それぞれメニューを決めて注文してから、少し時間が経つとメイドさんが料理を持ってきてくれた。


「お待たせいたしましたにゃ。

 このままでも十分美味しいんだけどにゃ、ここで美味しくなる魔法をかけるともっともっと美味しくなるから一緒にもえもえきゅん❤︎を言ってくださいにゃ!」


「せーの!


「「「もえもえきゅん❤︎」」」


 僕はもう⋯⋯ダメかもしれない。

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― 新着の感想 ―
ダメじゃない 戻ってこい そこに行ってしまったら、、、、
[一言] これの怖い所はメイドさん側も女子3人組と思ってる可能性がある、 ってことだよな……
[一言] メイド服だと今回も大量尊死確定かw
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