172:バレンタインコラボ前編!
お待たせしました!
『リス兄、リス姉こんにちは!
白姫ゆかだよ♪』
「みなさんこんふわりんー、浮雲ふわりですー」
「ハーイ!リスナーの皆さんこんにちは!エミリーデース!」
まず最初に今回のメインとも言えるボク達三人の挨拶から配信がスタートした。
今回ボク達はコメントをしっかり見る事が出来ない代わりにコメントはお母さんとタツヤさんが読み上げる事になっているんだって。
ちなみにふわりお姉ちゃんとエミリーお姉ちゃんは二人ともカメラからトラッキングをして3Dモデルがお料理をしているように見せているんだって。
ただたまにお菓子がどうなってるかを見せるから完全に3Dモデルだけじゃないみたいだけど、流石企業って感じがして凄いよね。
-コメント
うおおお!バレンタイン配信きちゃあ!!!
俺、今日バレンタインなのに配信見てる...
奇遇だな
ゆかちゃんかわいいいいいい!!!!
エプロン!!!!!!!!!
ンッ!!!!!?????
ふわりちゃんは流石に姿見えないかぁ...
エミリーちゃんも3Dモデルだけみたいだね
「はい、配信が早速始まりましたがコメントを読み上げる私たちの紹介もさせていただきますね。
まず私が今回の審査員を務めさせて頂く事になりました、料理系Yotuberのタツヤです」
「私はそのレシピを担当しているノゾミです。 こう言った場に出演するのは初めてですのでよろしくお願いしますね」
-コメント
!?!?!?!?
タツヤさんのレシピ担当!?
えっ、知らなかったんだけど!?
しかもめっちゃ美人さん!!
ノゾミさん...知らないなぁ
「あっ、いい事気付きますね、ノゾミさんは実は今まで一度も表立って活動した事は無いんですよ」
-コメント
えっ?
なんで?
じゃあなんでいきなり?
謎すぎる
「一応私から説明しますね。
実は私......白姫ゆかちゃんの大ファンなんです!!!! なので顔出しもOKしました!!」
-コメント
ただの俺たちだった
私もゆかちゃんにリアルで会えるならそうする
うん、俺たちだ
でも皆同じ立場ならやるでしょ?
やる
やるな
やりますねぇ!
やるやる
当然よ
『なんかボク達の事放っておいてあっち凄く盛り上がってるね?』
「進めちゃっていいのかわからなくなってしまいますよー?」
「ハヨ作らせるデース!」
ボク達がツッコミを入れると読み上げ席に座っている二人は軽く咳払いをして調理のスタートを告げた。
「あらあら、ごめんなさい。
取り乱してしまいました......」
「あんまり待たせてもあれですからね、とりあえず軽く説明だけさせてもらいますね」
タツヤさんは今回のコラボにおいての採点基準を発表した。
味は勿論の事、見た目、調理しているところの三点を見ながら勝敗を決めるんだとか。
ボクはいつも通りに作るだけだから多分大丈夫なはず......。
「......と言った感じになります。
やはり味が一番勝敗を決める点になるのは間違い無いので皆さん頑張ってくださいね!」
「ゆかちゃん既に可愛いので100点入れても」
「だめです」
-コメント
ノゾミさんwwwww
草
流石に100点入れるのは草
ふわちゃんとエミリーちゃん勝負せずに負けるw
タツヤさんツッコミいれるのめっちゃ早くて草
これは酷いw
もう料理関係ねぇwww
最初から酷かった気がするけどそんなこんなで料理コラボのスタート!
「それでは、私が今から作るものを紹介しましょうかー」
「今日のワタシの作るチョコのザイリョーはこれデース!」
そう言いながら材料を並べてあるところをカメラで映して貰ったふわりお姉ちゃんとエミリーお姉ちゃんは材料の説明をしている。
『ボクも材料の紹介をするね!
まずはこれ! 欠かせない材料のチョコレート!
次に卵、無塩バター、グラニュー糖の四種類だけだよ!』
このレシピは有名なカフェのレシピと同じもので、グラニュー糖とかの量で甘さの調整も出来て、ただ、冷やさないとガトーショコラと言うよりフォンダンショコラみたいになっちゃうからそこは注意だね!
そしてボク自身知らなかった事なんだけど、普通の板チョコのイメージが強いMelji乳業さんのチョコレート、まさかの製菓用の物があってそれは刻まなくてもいいようにチップみたいになっていたんだよ!
これは凄く便利で、刻む為の時間を考慮してただけにあっさりと作業が終わっちゃった。
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優希が材料を混ぜ合わせ終わり、焼く所まで来た所で解説をしている二人はモニターを見つめながら調理の様子を見ていた。
「それにしてもゆかちゃんの手際凄く良いですね」
「はぁ......お料理してる......かわいい......」
「あの、ノゾミさん?」
「あっ、何かありました?」
「ゆかちゃん以外もちゃんと見てあげてくださいよ......」
ジト目でノゾミを見ながらタツヤはそう言った。
「見てますよ、失礼ですね!
浮雲ふわりさんは手際が凄く良いとまでは言えませんが、全体的に丁寧だと思います。
お菓子作りにおいて初心者の人が守るべき大事な事は分量を守る事ですから、その辺りも評価するポイントだと思いますよ。
次にエミリーさんですね、彼女はアメリカ出身と言う事もあるのか、ドーナツを作っているようですね、見た感じ手際は良いんですけど......」
途中まで言いかけて苦笑いを始めたノゾミを見て、タツヤはそれを察したように口にした。
「砂糖の量、ですよね?」
「うふふ、流石に気付きましたよね。
あの量はちょっと、甘さが怖いです」
-コメント
まともに解説してる!?
タツヤさんめっちゃ言いにくそうだったけどあの量は...うん...
むっちゃまともやん...
ゆかちゃんはなんというか実家のような安心感があるけどふわちゃんもエミリーちゃんも手際が良くてびっくり
皆ふわちゃんが料理下手だと思ってて草
三度の飯よりロリとショタが好きなふわちゃんだしなぁ
というかゆかちゃんだけ速度がヤバいもう焼き始めてるw
ゆかちゃんにしか目が行っていないと思われていたノゾミがきちんと解説をした事に多くの人が衝撃を受けたのだとか。
明後日からとうとうコミカライズが連載開始です...!




