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逃走...

「はぁ...はぁ...」


 私は急いで逃げる。


 風魔法でえぐられた背中の傷が凄く痛いのだが今は自分に【速力強化】の魔法をかけて逃げるしかないのだ。


 逃走途中に私の持っていた杖とマーヤからもらった魔導書を発見した。


 取り敢えずそれだけ手に入れると2人のメイドが接近してきたので1発ガラスに魔法を放ちそのまま森の中へと走り去る!!。


 近くに森があって本当に助かった。


 〜数分後〜


(うぅ...背中が痛いよぅ...!)


 まだ背中の痛みがジンジンしているので早く回復魔法をかけて治す。


 ほっと一息吐いて先程の出来事を思い返す。


(なんでケロナお姉ちゃんは私を見てあんな態度をとったんだろう...)


 昨日まで私のお姉ちゃんだったのに、今日起きるとまるで私の事を忘れてしまったように見えた。


「...もしかして」


 私はマーヤから貰った魔導書を読み漁る。


「精神に干渉する魔法...、マーヤから聞いたことがある!」


 パラパラとページを捲っていくとそれらしきページに当たった。


「あった...【洗脳】魔法の使い方と解除の仕方...!」


 私はそのページを読み漁った。


「【洗脳】の魔法は対象者の精神が弱った時に成功しやすい...、つまり眠っている時だ...、そしてアルコールなどで精神を高揚させると更に成功しやすくなる...か」


 昨日のガーディンの行動を思い出して私は怒り狂う。


「あいつ...! ケロナ姉ちゃんを手に入れる為にあんな茶番を...!」


 私は自分の中で真っ赤な炎が燃え盛るのを感じながらも、一度落ち着いてから解除の仕方について魔導書を読み漁るのでした。

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