vs騎士団長⑤
「では第2戦目開始!!」
私とグレイブの2戦目が始まる。
「行くぜ!!」
今度も大剣を振り回しながら立ち向かってくる彼に対し、私は呪文の詠唱をしていた。
【本気でやれ】と言われたからには本気でやる。
それが彼の対しての礼儀だろう。
例えどんな結果になったとしても...。
「水よ...」
私は手を振ってそれを操る...。
「なっ...どう言う事だ!? この訓練場が水で溢れかえるとは!」
グレイブだけがそれを見て笑っていた。
「はんっ! やればできんじゃねーか!!」
「強がりはそこまで、あなたの動きは既に膝下まである水によって囚われている...、そしてこれでチェックメイト」
私はぱちっと指を鳴らしながらいつもの呪文名を唱える。
「【ケロっとすぱいらる☆】...」
私の宣言と同時に無数の水の槍がグレイブを襲う。
まずは両手を狙い武器を奪い取る。
その後に両膝を打ち抜き動きを完全に止めた。
「ガハッ!」
苦しそうな彼を見て私の心は黒に染まる。
後は首をこれで貫くだけだ...。
私は水の槍を手に身動きの取れないグレイブにとどめを刺しに向かう。
その瞬間!!。
「姉ちゃんやめて!!」
と言う言葉とともに私は我に返るのでした。
惜しい!!。
昨日もうちょっとで1日に1万PV行けてたのに8PV足りませんでした...。
悔しいので今日こそ1万PV目指すぞ!!。
と言うわけで今日は4時〜7時にも1時間ごとに1話ずつ投稿するように設定してから寝ます。




