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おまけ話③

 しばらくフィナと話していると、急に彼女の顔に陰りが見えた。


「どうしたの? フィナ」


「いや...、もうちょっとしたらフリーズ達はまた戦いに行っちゃうんでしょ? あの恐ろしい【()()()】と戦いに...」


 不安そうな表情を浮かべる彼女に私は言いました。


「大丈夫だよフィナ、私は必ずこの場所に...、いやフィナの場所に帰ってくる! そう約束する!」


 そう言いながら私はフィナの手をギュッと握りしめる。


 勿論力を入れてしまっては彼女の手が潰れてしまうので人間の幼児に合わせた力で...だ。


「フリーズ...」


 彼女は私がそう宣言してもまだ不安そうな顔をしていたので、仕方なく小指を立てました。


「ほら、フィナも小指を立てて私と絡めあいなさい」


「えっと...こう?」


 私はフィナと指を切りの約束をして確実に帰ってくるともう一度宣言する。


「これは指切りの約束だよ、私の元いた世界ではこうやって子供達はもう一度合う事を約束しあっていたんだ」


「そうなんだ...、フリーズ! 絶対に死なないでよ!」


 その力強い言葉を聞いていると私は死ぬわけにはいかなくなる。


「ああっ! 勿論だとも! 【大帝】の名に置いて約束する! フリーズ=ディスティアは必ずフィナ=サティアの元へと帰ってくる事を宣言する!」


 その言葉に彼女は静かな笑顔を浮かべた。


「ありがとうフリーズ、少し元気になった」


「...そろそろ時間だね、私はもう行くよ、こんなどうでもいい戦いさっさと終わらせて、フィナとゆっくりお茶でもして過ごしたいしね」


「うん...、その時を楽しみにしてる」


 魔力で空を飛ぶ私を片手を振って見送るフィナ。


 こんなに楽しい時間を割いてくる【次元龍】の存在は我ら【大帝軍】としても見過ごせない。


「【次元龍】か...、確実にこの世から消し去ってやろう...」


 こうして神話の戦いに名を馳せる【次元大戦】は始まるのだが。


 その話はまた別の機会に...。


これにておまけも終了!


前半部分は終わりです。


ちなみに、本編の続きを早く読みたいと言う方はカクヨムかアルファポリスにて


【貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!】


と検索してみてください。


まだ全然書けていませんが、後半部分を早めに読めますよ〜♪


最後の最後まで読んでいただきありがとうございました!


(ちなみに作者の作品で1か月以内に37万PV達成したのは今作が初めてです!)

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