表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

553/568

1人旅

 ちゅんちゅん...。


 私は1人で1夜を明かしました。


 勿論仲間など周囲にいないので野宿だったし常に気をはった状態で夜を終えて立ち上がる。


 何やら私をつけ狙う気配がずっとしていましたが、とうとう明らめた様で朝方になると消え去ったのを確認した私は動き始めました。


「さ〜て、そろそろ次の町につかないかな」


 そう言いながら私は森の中を彷徨い続けて数時間が経過しましたが、森の中は食料の宝庫なので私的にはここでも永遠に暮らせそうではあります。


 でも、今の私には【大帝】と【次元龍】の討伐と言う大きな目標に加え【元の世界に帰る】と言う最大の目的が追加された事が大きいので旅を急ぐ。


 木の実をかじりながら木から木へと飛び移り森の中をどんどん突き進んでいくと...!


「わっ!?」


 いきなり切り立った崖に飛び出てしまい急転直下してしまいそうになりました。


 けど、今の私ならば問題ありません。


 すぐさま元いた木の枝に舌を伸ばして捕まります。


 私の舌は約20メートル程伸びる上に、鋼鉄に風穴を開けるほど強固なのでした。


「危ない危ない...」


 そう呟きながら崖の下に目をやると...。


「来るな!! こっちに来るな!!」


 と叫びながら木の棒を片手に狼の群れに立ち向かっている勇敢な男の姿があるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ