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かつての仲間達との決闘⑤

「今のレイナの実力じゃあ私は倒せないって分かっただろう? 分かったのなら道を開けてくれないか?」


 と言う私の言葉に彼女はこう答えました。


「すみませんねぇ...、戦況的に退きたいのは山々なんですが弟子の見ている前で格好悪い所を見せる訳にはいきませんから!」


 そう言いながら私に杖を振りかざし次々に魔法を放ってくる。


「閃光と雷がダメなら土魔法だ」とでも言う様に【土槍】を放ってきますが私に届くわけもありません。


 オーラのみでそれらを弾き飛ばすとそろそろ反撃に出る事にしました。


「どうやらそれまでのようだね、サラには悪いけど終わらせる」


「...!!!」


 私は一瞬でレイナの懐に潜り込み、お腹に重たい一撃を加えました。


「あっ...が...」


 私の一撃をくらった彼女はガクガクと足を震わせながら私の顔を見てくる。


「ケロナ...」


 最後に私の名前を呼びながら倒れ臥す彼女に毛布をかけてあげると、最後に残った妹の方に視線を送りました。


「...どうする? サラ」


 私はそういった後で妹に背を向けて歩き始めると...。


「【光輪の矢】!!」


 背後から凄まじい勢いの矢が放たれました!


 私はそれを躱すと彼女の方に振り向く。


「そういえばサラ本気でやりあうのは初めてだね」


「...行かせない! お姉ちゃんを倒して私達がお姉ちゃんの役に立つって事を認めさせるよ!!」


 視線を妹の方に向けながら、私は少しだけ笑みを浮かべるのでした。

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