表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

544/568

かつての仲間達との決闘

「レイナさん!!?」


 レイナがいきなり最強の魔法を私に放ったのに驚きの声をあげる皆の声が聞こえてきました。


「皆さん! 戦闘開始です! 敵は()()()!! 私達が彼女の足手まといにならない事を証明しましょう!!」


 不意打ちを食らった私でしたが、彼女の行動に思わず「ありがとう...レイナ」と呟いていました。


(これで...思いっきりやれる!)


 私はそう思いながら体勢を立て直し皆の方を向きました。


 敵は熟練の冒険者4人に勇者の計5人。


 このくらいの相手を倒せないようではアポロにはどっちみち勝てないのだと自分に言い聞かせる。


「遠慮はいらない、全員纏めてかかってきな...」


 私はかつての仲間達をおちょくるように指先を動かしました。


「エリーゼさん! まずは壁を作ってください!」


「...なんで私がお姉様と...」


 震えるエリーゼに私が喝を入れる!。


「エリーゼ!! 私と離れたくなかったらお前の力を示せ!! それ以外に私を引き止める手段はない!」


 私の喝に彼女は一瞬萎縮してしまったが、すぐさまいつもの調子を取り戻す。


「お姉様...!! ...分かりましたわ!! 私の力を見せてあげます!!」


 そう言いながら展開された魔力壁は今までにエリーゼの放ってきた中でも最硬の壁である事は容易に特定できたのだが、その強度や質を間近で見ているとどうしても...。


(...やっぱりこの子達をこれから先の戦いに参加させる訳にはいかない)


 と思う私なのでした。

残り6話!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ