表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

527/568

ポニーと商談

「ねぇポニーさん? ポニーさんが武器を作って私が売り捌くので儲けは5分5分でどうですか?」


「あっ...!?」


 初めてポニーさんの声を聞きましたが、なんだか不満そうですね...。


「分かりました! 6分4分で手を打ちましょう!」


「あっ...!?」


「...そこまでいうのでした7分3分です!! これ以上はまけません!!」


(これでどうですかね!?)


「勿論めんどくさい税金の事や売り捌くルートは全部私が請け負いますので、ポニーさんはただ武器を作ってくれるだけでいいですよ!」


「あっ...!?」


 破格の条件をつけたのにも関わらず彼女は「あっ...!?」以外の言葉を使おうとしない事にそろそろ違和感を覚える私。


「...ポニーさん?」


「あっ...!?」


「...」


「...」


 そして私を無視しては再び槌を振るい出す彼女を見て私は確信しました。


(この子...! ()()()()()()!!)


 私はその事に気がつくと直ぐにサラ以外の皆を集めて会議を開く事になりました。


 勿論ケロナの容体を見ながらの会議なので長丁場は覚悟の上の開催です。


「え〜...、本日ポニーさんが喋れないことが分かったのでお勉強をさせてあげたいと思っているのですが、何かいい案はありますか?」


 その言葉に手を上げたのはエリーゼでした。


「私がなんとかしてみましょう!」


「...具体的には何をするの?」


「私と一緒に言葉の勉強をするんですよ! 任せてくださいませ!」


 ドンっと胸を張る彼女に一応任せて見ましょうか...。


 不安しかありませんけど!


「分かりました、とりあえずエリーゼさんに2日間あげますのでその間に少しでも言語を教えてあげてくださいね」


「はいっ!」


 彼女は笑顔でそう答えていましたが、不安しかない私なのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ