【イーグル団】の勝利!
私達が古屋の外に出て見るとケロナが待っていました。
「おっ? 皆そんな所にいたのか、なんか町が燃えてたからとりあえず鎮火しておいたよ」
そう言いながら火災を全て鎮火した町を指さす彼女を見た私は「えぇ...」と呟く。
「あれほどの火災をとりあえず感覚で鎮火できるのはケロナくらいですよ」
私の言葉に皆が笑っていると、横槍を入れるようにカトラが大声を出しました。
「何故【次元龍】がここに!? クラール様は!?」
辺りを必死に見回す彼女にケロナが言いました。
「ちゃんと始末したよ、強かったけどなんとか勝った」
私の言った通り、ケロナが勝ちましたね。
「まさか...、本当にあのクラール様を倒したのですか...?」
彼女がぺたんとその場に座り込むと【イーグル団】の頭領が声を上げた。
「皆の者! 悪名高きクラールは討ち取られた!! 我々【イーグル団】の勝利だ!!」
「「「「「ウォォォォォ!!!!」」」」」
勝利を確信して勝鬨をあげる【イーグル団】の皆さんでしたが、突如として神社の方が光輝きだしました!
「なんですか!?」
眩い光に私の目が眩むと、次の瞬間に神社が崩壊し、その中から見覚えのある本が出現するのでした。




