表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

509/568

【ガライ教徒】の真実②

「黙る...と言う事は認めるという事で良いんですね?」


 私の言葉に彼女は開き直ったかのように言葉を並べてきました。


「貴女の言う通りです、ですが自分の命が惜しくて悪いですか?」


「...」


「クラール様を崇拝しているのは自分の身が可愛いからと言うのは認めましょう、ですがそれは自分の身を守る為です、貴女だってそう言う行動を取っているではないですか、【()()()】という名の強大な力の側にいてまるで従者みたいですよ?」


 私は彼女の薄ら笑いに怒りの感情を燃やした。


「違う!! 私はケロナの事をそんな風には思っていません!!」


 私は彼女に魔力圧をかけて威嚇します。


「ぐっ...!」


「私とケロナはそう、言うなれば同じパーティの仲間ですよ!? それを貴女と同じ従者? 勘違いも甚だしいですね!」


 彼女にめいいっぱいの魔力圧を押し当てて考えを改めて貰っていると...。


「分かりました、分かりましたからその凄まじい魔力で圧迫するのをやめてください!」


 ついに音をあげた彼女の襟を掴んでこう言いました。


「後もう一つ、聞きたいことがあります」


「なんですか? 私から【イーグル団】の真実を吐かせたのですからもう良いでしょう?」


「いいえ、まだ充分ではありません、貴女達の武器はそれはもう見事な出来です、その鍛治職人を紹介してください、良いですか? これは()()()()


 いつになく無力化した敵に威圧的な態度をとってしまうのはきっと私とケロナの仲を侮辱されたからでしょう。


 彼女への扱いが悪くなると、私の印象も悪くなりかねないと言うのに何故でしょうか?


 ...。


 冷静な思考をかいたまま、私彼女に素晴らしい家事職人がいる場所へと案内させるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ