表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/568

未開のダンジョン攻略

「おっ、ようやくきたか」


 ダンジョンの前でディール達が待っているのが見える...。


「ええっ、今日でディール達と仕事をするのは最後だしちゃんと準備してきただけ」


 私の言葉に彼らもサラも俯いていた。


「皆そんな顔しないで、別にこれが今生の別れって訳でもないだろうし....」


「...そうだな! このパーティとしてケロナと最後の仕事をするだけさ! なぁサーシャ! マーヤ」


「ええっ! 最高の仕事終わりにしましょう!」


「涙を流しながらお別れは嫌だもんね、お互いに笑いながら最後を飾りましょう!」


 2人とも吹っ切れてくれたようだ。


 サラだけはまだ納得していないようだったが、いつまでもここにいる訳にはいかないのも事実なので我慢して貰うしかない。


「じゃあ行くか! と言っても後は最奥の祭壇だけなんだけどな」


「祭壇...?」


 私は彼の言葉に耳を傾ける。


「ああ、サーシャが言うにはいかにもお宝がありそうな場所らしいぜ、まあ、でかいボスがいるからそいつを片付けてからでないと探索ができないんだけどな」


「祭壇...」


 その言葉に嫌な事を思い出す...。


「ケロナ姉ちゃん?」


 私の暗い顔を覗き込む彼女にこんな素顔を見せる訳にはいかない。


「ううん、なんでもない、ディール達との最後の仕事だししっかり稼ごう!!」


 空元気を放つ私を心配そうに見つめているサラなのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ