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初めての依頼

 私達はあの後【城塞都市クレイトン】の外れにある森の中を彷徨っていた。


 とう言うのもここに依頼内容の薬草があるそうなのだ。


 サラと2人で一緒に森の中を彷徨っていると色んな下級モンスターに襲われたので魔法の良い練習になっている。


「【火球】!!」


「ピギャ!!」


 小さなうさぎの様な魔物を丸焦げにしていくサラの魔法を見て本当に彼女が魔術師になっただと実感していた。


「よしっ、そろそろ昼ご飯にしよう」


 と私が呟くと今まで倒してきたモンスターの丸焦げ肉を再度サラの魔法で焼いていく。


 丸焦げ肉と言ってはいるが、あくまでも表面が焼けて絶命しているだけなので内面はまだまだ火が通っていない。


 だいたい調理器具もない森の中では丸焼きにしないといけないので、内面まで焼くのにまあまあ時間がかかった。


 しかし、こうでもして食費を浮かせないとギルド内の食事をしていれば絶対的に生活を保てないと言う事は明白だった。


 手持ちの金は約3万ゴールドしかなく、一泊1人3000〜5000ゴールドくらいするとなると毎日働かなくては返せないからだ。


 初めて都会の宿屋の代金を見たけれど、すっごく高いな! と思った。


 スラナ村なら一泊500〜1000ゴールド程度なので全く額が違う。


 だいたいこの薬草の採取も報奨金が採取した量によって上下するのだが、最高でも5000ゴールドだしギリギリ一泊分と言った所だ。


 パチパチと肉の焼ける音を聞きながら、これからの金稼ぎについて模索しないといけないなと考える私なのでした。

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