表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

199/568

 しばらくするとレイナが帰ってきた。


「おかえり、どうだった?」


「ええ、ケロナの言った通り町や村など見当たりませんでした」


「でしょ? 私は港町に着くように船を動かしていたはずなんだけど、もしかして間違えたのかな?」


 一応海図を読んで大体この辺りだろうという目測をつけながら航海をしていたのだが、どうやら読み違えたようだ。


「仕方ないですね、もう一度この地形を空から確認して大体の現在位置を確認しましょう」


「頼む、レイナがいてくれて助かるよ」


「はいはい」


 軽く返すと彼女はもう一度地形を確認しに空へと飛び立とうとした瞬間...!。


(こっちにきて...)


「んっ?」


「どうかしましたか?」


 不思議な声が頭に響いてきたのでよろよろと歩き出す私。


「ちょっとケロナ!?」


 私の手をレイナが掴むのですが、私はそれを意に返さず歩みを進める。


「誰かが私を呼んでるの、レイナには聞こえない?」


 そう呟くと彼女は顔を顰めた。


「もしかして私をからかっていますか? 別になにも聞こえませんよ?」


 まるで私が彼女をからかっているような雰囲気になるのだが、私はどうしても気になってしまったので、体が声の方に向かってしまうのでした。

今日は4時〜11時まで大体1時間毎に定期投稿します!!。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ