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【シュライン】での日々③

 ディールの剣を受け取った彼女は昼食後からの戦闘に精を出していた。


「凄い! あっさりと肉が斬れる!」


 先ほどまでよりも短時間で魔物を倒せるようになっている事に気がついてからは一層楽しそうに剣を振り続ける彼女。


 昼と同じくらいの死体を積んだらまた解体作業に移る。


 ダンジョンの探索具合も悪くないペースで順調に進んでいた。


 この調子なら早い段階でこのダンジョンを踏破してしまうだろう。


 そう思いながらも全員でゆっくりと進んでいるのには理由があった。


(もしもここが【大帝】の残したダンジョンだったら...)


 その事がまだ頭に残っているからだ。


 このダンジョンも【クレイトン】であったのと同じようなダンジョンなので油断ならない。


 勿論ダンジョンなんて大体全部同じような物なのだが、なんと言うか空気感が【クレイトン】であったダンジョンと同じように感じていました。


 出てくる魔物の平均レベルもどんどん高くなっていき、今では大体50〜60レベルがそこらへんにたむろっています。


 ここのダンジョンから魔物が溢れ出したら大変だと思いますが、どうやらダンジョン内から魔物が出てくるのは稀な事だとレイナが言っていました。


 というのも、ダンジョン内では大体の食物連鎖ができていて、魔物達がダンジョン外に出る必要がないらしいのです。


 その言葉を聞くとダンジョンの外に出ていった【赤目の白豹】がいかにイレギュラーな存在だったのかを再確認しました。


 その後もパーティ内のレベルと練度を上げながらダンジョンを進めていると...。


 ついに最奥への大きな扉を見つける事に成功したのでした。

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