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お腹いっぱい

「ふぅ...」


 お腹一杯になるまでラム肉の鍋を食べた私達は極楽にいました...。


「お腹が満たされるっていいですよね...」


 レイナがそう呟くと私は当然のように相槌を打つ。


「本当だよね、生きてるって感じがして気分がいい」


「サラも満腹で心地良いよ!」


 野菜も肉もしっかりと食べ切り空になった鍋を見て笑みを浮かべる私達。


 確かな満足感を味わいつつも程よい余韻に浸っていると...。


「お嬢ちゃん達良い食べっぷりだったな!」


 店員さんから声をかけられました。


「それだけ美味しそうに食べてくれたらこっちまで嬉しくなってくるぜ!」


「どうも...」


「あっ! そう言えば知ってるか? この町の名物ヒツジの銅像を」


「ヒツジの銅像?」


 その名前を聞いて思い出す。


「ああ、あの観光スポットの」


 その言葉を聞いてパチンと指を鳴らす店員さん。


「知ってるなら話は早い! 一度は見てみると良い」


 店員さんはそれだけ話すと私達の食べ終わった皿を片付け始めた。


「ヒツジさんの銅像!! 見てみたい!!」


 その言葉を聞いたサラがそう言い出したので私はにっこりと笑う。


「お腹も満たした事だし観光地巡り再開と行きますか!」


 私達はレジでお金を払った後でヒツジの銅像が立っている場所へと向かうのでした。

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