弟子入り
「あっはっはっ! ガーディンが死んだのか! めでたいねぇ! 今日はダチとたっぷり飲むぞ!!」
「カイナ姉さんはさっきまで死にかけてたんだからだめだよ!!」
私が止めたのにも関わらずカイナ姉さんはガーディン邸から拝借したワインを飲み干していました。
「ああ〜♡ やっぱりあいつこう言う上等な品をいくつも買い漁ってやがったんだな! しっかしあいつも私らから奪ったダイヤの指輪一つを元手にこれだけの富を築くとは...、ソーラの【洗脳】ありきとは言えよくやったよな〜」
そう呟いた彼女の言葉に私ははっとする。
「そういえばソーラは!?」
ケロナ姉ちゃんが殴って気絶させた後からは彼女の行方を知らないので焦る私でしたが...。
「ソーラならエルフの森に帰りましたよ、あの子も奴隷と言う立場が無ければガーディンなんていう屑の下に付きたがるような子ではなかったですから...」
とレイナさんが呟きました。
彼女のワイングラスを片手に美しく佇む姿に私は魅了されてしまいます♡
(レイナさんってケロナお姉ちゃんとは違った良さがあるよね...)
白くて長い髪に青い瞳...、そして似合っていたメイド服以上に似合っている魔女の服装に胸キュンな私♡
まさしく私が求めていた【魔女】の理想形が彼女だったのだ。
そんな彼女を見ていると、ついつい思ってしまうことが口に出てしまっていた。
「レイナさん...、私を弟子にして下さい!!」




