決戦ガーディン邸!!③
「まずい!!」
カイナ姉さんがそう叫びながら短剣を手に取ってソーラに投げつけたのだが...。
「【風圧】」
と彼女が呟くと同時に風の流れによって短剣はあらぬ方向へと飛び去った。
「一気に叩く!」
そう言いながらカイナ姉さんが残った短剣を片手に突っ込むのを私が援護する。
「【火球】!!」
隠密の為、威力を下げている火球を投げつけた!。
しかし...。
「【風流・流し風】」
という逆風を生む魔法で私の魔法は跳ね返されてしまう。
「なっ!」
私が驚くのも束の間、カイナ姉さんが跳ね返された火球を切り裂いてソーラの懐に潜り込んだ。
「やった! カイナ姉さんならあのまま押し勝てる!」
そう思った次の瞬間!!。
ドンっ!! と蹴飛ばされたのはカイナ姉さんの方でした。
「なんで!?」
と思う私の前には白い髪が美しいメイド魔女レイナの姿があったのです。
「ほうほうほう、侵入者が5人ですか、ガーディン様に知らせる前に片付けてしまいましょう」
と余裕綽々の言葉を並べるレイナに斬りかかる姉さんでしたが...。
メイド魔女はクスッと笑いながら姉さんの攻撃を躱して逆に拘束してしまいました。
それも魔法を一切使わずにず、素手だけで拘束してしまったのだから驚きです!。
「あ〜らら、もしかして私のレベルが75だって事をご存知ない? 【魔女】の名を冠する者が弱いはずないでしょう?」
とクスクス笑いながらカイナ姉さんの腕の骨をボキッと外してしまうのでした。
一応今日も3時〜8時くらいまで1時間毎に定期投稿しますので、暇な人や時間のある人は読んでみてくださいね。
(寝る前なので時間指定で投稿しないといけないのがちょっと辛いとこ...)




