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#86 たまには気分の切り替えも大切なのデス

‥‥‥何と言うか、少々脱線。

話し的には進めたいが、ふざけた回を混ぜたくなった…‥‥

SIDEシアン


‥‥‥昨日のナメクジ、豪雨もあり、ちょっとここ最近スッキリしない出来事が多い。



「だからこそ、何かスッキリするような依頼があればよかったんだけれども…‥‥」

「そう都合よく無いデス」

【むしろある方がすごいような気もしますが‥‥‥】


 都市アルバスの魔法ギルド内にて、依頼を受けようと貼られている掲示板の前に来てみたが、どの依頼もいつも通りのものであり、特にスッキリするようなものはない。


 まぁ、どのような事でスッキリするのか具体的には言えないが…‥‥なんにしても、世の中そう都合よくはいかない。



「しょうがない、何か他の依頼を探すか」


 ちょっと諦め、いつも通りの方を選ぼうかと思っていたが…‥‥ふと、重なっていたのかちょっと見にくい場所に、とある依頼があった。


「ん?これは…‥‥」

【割と最近出された依頼のようですよ。でも、ちょっと場所が遠いから見向きもされなかったのでしょうか?】


 都市アルバス内での依頼ではなく、都市アルバス外‥‥‥それもやや遠方の方の依頼である。


「依頼内容は‥‥‥『海岸掃除』?案外普通のものかな?」


 

 内容としては楽な方だが、ここから海までの交通費や時間を考えると、割に合わない感じである。


 でも、海か…‥‥掃除すれば綺麗になると思うし、そこでついでに遊べればスッキリするかも?


 プールは前に作ったが、自然の海で遊ぶのも面白そうだし、悪くはないのかもしれない。



「‥‥‥良し、これにしようか!」


 ちょっと不自然な場所にあったような気もするが、まぁ悪い依頼内容でもないし、ポチを使えばデメリット部分もさほどないはず。


 そのため、僕らはこの依頼を受けることにしたのであった…‥‥




――――――――――――――――――――――――

SIDEハクロファンクラブ「HWG」本部



「…‥‥報告です、どうやら無事に、あの依頼が渡ったようです」

「そうか!!」


 ハクロのファンクラブであり、大きな組織となったHWG。


 その本部となった建物の中にて、その報告がなされた途端、幹部たちはざわめいた。


‥‥‥そう、今回シアンたちが受けた依頼、実はこのHWGが仕組んだものであり、わぜと見つけにくいようにしつつ、シアンが諦めて別の依頼を探そうとする瞬間に、少しだけ風を吹かせ、その存在に気が付かせるという裏工作が成されていたのだ。



 何故、海岸掃除などという依頼が出されたのかと言えば…‥‥とある目的があった。



「あの方々の実力を考えるに、海岸掃除など素早く終わるであろう」

「だが、その掃除を終えた後、どう動くか?」

「答えはすごく簡単…‥‥遊ぶに決まっているだろう」

「…‥‥であれば、言わずともわかるな?」


 幹部たちの息の合った言葉に続け、ごくりと唾を彼らは飲み込む。


「「「「そう!!海で遊ぶという事は、あの方の水着姿が拝め、記録できるということだぁぁぁぁぁ!!」」」」


 全会一致でそう叫ぶとともに、彼らのテンションは向上した。


…‥‥くだらない目的かもしれないが、それでも彼らにとっては非常に価値のある目的。


 そう、ハクロの水着姿を拝みつつ、絵に写すなどして記録に取りたかっただけなのだ。


 今まで通常の衣服などであれば見ることもできたし、メイド服などはワゼなどのおかげで脳内置換しやすかったであろう。


 だがしかし、水着となればどのようなものになるのか彼らは非常に興味がわき、その結果今回の依頼を作製し、わざわざ用意したのだ!!



 なお、移動時間を考慮するのであれば、この場にいる彼らが直接で目見ることは叶わない。


 だがしかし、件の海岸にはすでに組織のものが手配されており、ばっちり記録することが可能になっているのだ。



「だがしかし、問題があるだろう」

「そう、あのお方は美しすぎるがゆえに、どう考えてもいらぬ馬鹿共が現れるのが目に見えているであろう」

「二度と見れなくなっても困るし、そうならぬために対策は必至」

「ゆえに、我々は気を抜かずに、サポートへ回る!!」


「「「「すべては、このHWGのために!!そしてあのお方のために!!」」」」


 息がそろい、彼らは結束を固める。



‥‥‥何やら色々とHWGが動いているようだが、そんなことはシアンとハクロは知らないのであった。


 まぁ、この組織をたまに利用し、シアンたちの安全のために活用しているワゼでさえも、出かける寸前までこのことに気が付かなかったのだが…‥‥いずれにせよ、目的の第1段階は果たされたと言っても過言ではない。


 すぐにその作戦の第1段階が成功したことが通達され、素早くその情報は件の海岸の方に待機しているHWGの構成員たちの元へ伝達されるのであった‥‥‥‥


海岸掃除という地味そうな依頼。

けれども、遊ぶことを考えるのであれば、楽そうな依頼。

スッキリしたいのもあったので、これで解消を狙うシアンたちであったが…‥‥

次回に続く!!


‥‥‥あれ?海岸‥‥‥海‥‥前回のラスト……あ。

うん、まぁ、気にしないでおきたい。とりあえずは、サービス回に出来たらいいなぁと思いつつ、ミニワゼシスターズの水中用装備もお披露目したい。

ワゼの水着予定?…‥‥どうしようかね?メイドだけど水着を着せるとそれは何か違うような‥‥‥でも、某ソシャf○oにはいたような‥‥‥デザイン的に参考になるか?

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