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#184 解凍デス

SIDEシアン


「…‥‥へぇ、これが子フェンリルが見つけた氷塊?」

「シー!」

「なるほど、確かに内部に何かありマス」

【何が入っているのでしょうカ?】


 フェンリル一家の安否に出ていたシスターズ。


 彼女達が一家を連れて帰って来たが、何やら大きな氷塊も持ってきた。


 どうも中に何かがあるらしいが、彼女達だけでは解凍できないので持ち帰って来たらしい。



「それじゃ、溶かしてみるか。『ファイヤボール』」


 単純明快、されども溶かすのには最適解であろう火の魔法を使用し、少しづつ溶かしていく。


 一気の溶かせる可能性もあるが、加減を間違えると中身まで丸焦げになるので、こうやってゆっくりと溶かしたほうが良いのだ。



「おー、じわじわと溶けていくな」

「水をふき取りマス」


 解凍すれば当然水も出るので、交代でぞうきんでふき取っては絞っていくワゼたち。


 フェンリル一家たちもこの中身が何なのか興味があるようで、じっと見ている。


「あれ?そう言えばポチは?」

【あ】


 ふと気が付いたその事に、ロイヤルさんが忘れていたというような顔をしていたが…‥‥いや、本当にどうなったの?




 まぁ、そんなことはさておき、解凍作業は順調に進む。


 じわじわと溶けていき、最終的に出て来たのは‥‥‥‥



「‥‥‥小さな女の子?」


 出て来たのは、小さな少女。


 なんというか、来ている衣服は民族衣装とかにあるような、また違った変わったものであり、全体的に薄い青色。


 寝ているように見えるが、氷の中にいたし、もうその命は尽きて‥‥‥いや、ちがう。


「すにゃぁ‥‥ぷぅ……」



「寝ている?」

「生命反応確認デス」


 氷塊の中にいたというのに、どうもしっかりと生きているらしい。


 息をしており、ぷくぅっと鼻提灯を作っては破裂させ、きちんと寝ている様な状態であった。


 氷漬けであったが…‥‥どうして生きているのか?



 その正体は分からないが、とにもかくにもまずは濡れてしまったので乾かし、温める。



【よっこいせっと。こうなったのも何かの縁だし、協力はするよ】

「ありがとう、ロイヤルさん」


 ロイヤルさんのふかふかの毛皮に埋もれさせ、周囲を火の魔法で小さな炎を付け、全体的に暖かくなるようにする。


 段々周辺の気温は上昇し、吐く息が見えなくなる。


 段々と暖かくなってきたところで、その少女の目が開いた。



「んぅ…‥‥にゅ、こ、ここひゃ……へ?」


 パチッと見開いた目も、全体的な色と同じ青色。


 だが、周囲を見渡したところでぴたりと固まった。


「…‥‥ひゃあええええええ!?何このじょーきょー!!あれ!?わたしっちっちゃくなってゆー!?」


「どういうこと?」

【なんか、自分の手を見て驚いてますね?】


 なにやら複雑な事情がありそうだが、とりあえず落ち着くまで待つことにしたのであった‥‥‥‥





氷の中から出て来たのは、青い少女。

何やら小さくなったとか驚いているが‥‥‥何者なのか?

気になる処はあれども、次回に続く!!


……今回少々短い。というのも、納得いくような言葉になかなかできなかった。

ぬぅ、さっさとどうにかしたい…‥‥たまに拘りたくなることも有る。

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