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プロローグ

新しい作品、少々ほのぼの?

今まで連載していた作品の中から、とある方を副主人公?として出してみました。

どうぞ、お楽しみに。


…‥‥雷鳴が鳴り響き、嵐が吹き荒れる中、とある崖に作られた建物の中では、ある実験が行われようとしていた。


「これが成功すれば…‥‥世界を征服する力も、いや、神や悪魔すらも凌駕する力を持てるかもしれない」


 ぶつぶつとつぶやきながら、その人物は実験の最終チェックを一人で行っていく。



 材料が足りているかいないか、この実験を行うための環境が整っているかどうか、そしてすべてが完ぺきなのか‥‥‥‥細部まで細かく確認し終えると、開始するためのキーとなる大きな赤いスイッチの前に立った。


「だが…‥‥そんなことよりも重要なのは…‥‥‥我が理想を体現できるかどうかだ」


 そうつぶやき、スイッチの上に手を載せる。


 あとはこれさえ押してしまえば、その人物の長年の野望がついに叶うのだ。



「…‥‥あの国とかに知られると色々面倒かもしれないが、そんじょそこいらの雑魚には手が付けられないはずだし、何よりもすべての我が才能を詰め込みまくった、技術の塊だから大丈夫だろう」


 そして、スイッチをその人物は押した。


 その実験が成功すれば、ついにその人物が求めていたものが手に入る。


 ずっとずっと、その人物は自身の才能を理解したその時から、その欲に力を注ぎ、長年の夢として創り上げ、いよいよその日が来たのだと、期待に胸を膨らませ、夢がかなう瞬間を見ようとした…‥‥その時であった。





ドォォォォォォン!!


 ‥‥‥‥その日一番大きな雷がその建物へ落ちた。


 あまりに大きすぎたがゆえに、建物は耐えきれず崩壊し、その人物はがれきに埋もれて帰らぬ人となった。


 そして、その人物が‥‥‥‥この実験によって、得られるはずだった野望の集大成は、建物の崩壊と共に起きたがけ崩れに巻き込まれ、下へ転落していく。


 そして、偶々その下に流れていた川に乗って、何処かへ流れていくのであった…‥‥

何と言うか、主人公よりも副主人公の方が目立つんだよなぁ‥‥‥と思って作ってみた作品でもあるので、どうぞ長い目でご覧ください。

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