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色の無い夜に・Colorless Night~最凶妖魔王を倒すため最強呪刀を継承した俺は、魔王に反旗を翻した妖魔姫とじれ恋学園生活しながら妖魔を討つ!  作者: 兎森りんこ
第2章 制服の笑み花の涙

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嘆きの剣一

 


 コンコンとノックの音がした。


「お~い……お前ら一緒にいるのか?」


「あ、うん!!」


 すぐに麗音愛がドアを開けた。

 スーツ姿の剣一。


「ごめん、兄さん寝ちゃった」


「いいけど……2人とも血だらけ……事情聴取があるからさ体調、大丈夫なら支度してくれ」


 椿がビクっとなる。


「事情聴取って……椿を? 何をするつもりだよ」


「大丈夫、処罰とかそんな風には絶対させない」


「椿を1人にはしない」


「うん、うんわかるよ、兄ちゃんお前の気持ちわかるから

 椿ちゃん、昨日弟が電話に出れなかったの俺のせいだから本気でごめんね」


 両手を合わせて、礼をする剣一。


「え? いえ……大丈夫です」


「でも、俺にも連絡してほしかったよ。俺、椿ちゃんの兄貴なのにさ」


「ごめんなさい……」


 剣一への連絡も迷ったが、巻き込んで傷付ける怖さでできなかった。


「帰ってこれて本当に良かった」


 ポンと剣一に撫でられ、にこっと笑う椿。


「兄さん」


「借りは返すって、よっちゃんの事ありがとな」


「兄さんのためじゃないよ」


「うーその通り!ほら、スーツ買ってきたから

 風呂も入れてあるよ」


「あ、私、自分の部屋で準備します」


「椿……」


「あの、また後でね、ベッドも綺麗にさせてね」


「う、うんベッドは気にしないで」


「2人とも1時間後お願い」


「はい」


「何かあったらすぐ連絡して」


「うん、大丈夫だよ」


 恥ずかしそうに笑って

 パーッと椿が出て行った。


「お前……ベッド……なした? え、汚しちゃったの?」


「椿が寝て腕の傷の血で汚れたってわかるだろー!?

 このクソバカ兄貴!!」


「いや、だってぇここは聞いておくのが……あるじゃんそういうの~~」


「椿が無事だったから良かった」


「あぁ本当すまん」


「俺の判断だから……でも、もう離れない」


 そういう事、真顔で言えるんだからすげーな、と剣一は心の中で思った。


「そうだな……一緒にシャワー入りに行けば?」


 無言でスリーパーホールドをかけようとする麗音愛。


「イデ! イデ! ギブギブ!!」


「全く! 俺と椿は親友だって言ってるだろ!! 俺もシャワー入ってくる自分の家の!!」


 バタバタと出ていく麗音愛。


「あいつ17歳で可愛い女の子とベッドで寝て……何もなし?

 まじなの?玲央くん……」


 とアホな事を呟くが携帯電話が鳴るとすぐに真面目な顔になり

 麗音愛の部屋を出た。






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― 新着の感想 ―
[一言] 十七歳の美少女腕に抱いて何もない……マジなのよね〜麗音愛くん……。 はぁ、この先も二人は……。いや言うまい、いつか二人は結ばれる!思いっきり幸せになる!はず!
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