表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/1080

加藤の中将、横恋慕する

 御徒町の樹里は都一の美人です。


 しかも光源氏の君の血を引く高貴な家系でもあります。


 貧乏貴族の左京は何故か樹里に好意を寄せられ、このままだと死んでしまうと思い、邸を出ました。


 それを罪人が見ていました。


「いつまでそのネタを引っ張るつもりだ!?」

 

 罪人が鬼より恐ろしい顔で切れました。


「だから罪人じゃなくて、加藤の中将だよ!」


 完全に面白がっている地の文に加藤の中将は涙目で抗議しました。


「左京め、私より身分が低いくせに樹里姫様と……」


 加藤の中将は嫉妬に狂い、左京を亡き者にして食べようとしていました。


「食べねえよ!」


 加藤の中将はまた切れました。そして、左京の後をつけました。


 例の音楽がかかります。小説なので著作権は発生しません。


「○事人じゃねえよ!」


 加藤の中将は手にした胡桃を隠して言いました。


「あ」


 ふと左京を見ると、御所の牛車ぎっしゃが止まり、乗せられました。


「どういう事だ?」


 首を傾げる加藤の中将です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ