136/140
【作品紹介④】ヒューマンドラマ・学生もの
※ヒューマンドラマを読もう
※この作品は作者さんが削除されてしまいました。面白かったのですが……残念です。この作品紹介は出会った記念に残しておきます。
▣『一万円の使い方』
https://book1.adouzi.eu.org/n0232kz/
▣作者:木下翠
▣ヒューマンドラマ
▣完結
▣感想
まず言葉選びが好きといいますか、すごく作品の世界観に合っている――なんて偉そうなことを言いたくなるくらいには心を惹かれものがあった。
特に『運命共同体』という言葉が出てくるのでありますが、読んでいてしっくりくる。
苦学生の主人公と少々謎な見た目陰キャな君と、大学の講義で偶然ペアを組ませられたにもかかわずに出会うべくして出会ったといえるような…。
主人公が少し気づいて卑屈な雰囲気があるものの腐ってはいない性格に、ペアとなった陰キャ君の人となりもまた静かに紡がれる作者さんの言葉から胸にじんわり広がり、二人の関係がどうなるのか、また内側にこもって孤独を感じるつつもそれしか道がないと思っているような主人公の世界がほんのりと少しずつ柔らかくなっていく様が、読んでいて好きだなと思いました。
出会えてよかったです




