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私は静かに暮らしたい  作者: あやぺん
本編

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38/43

お見舞い3

 リルと歩き出したけど彼女は何も話しかけてこないので、迷惑だったのだろうと申し訳なくなってくる。


「すみません。お見舞いしていただいて、あれこれいただいて、冊子も貸してくださったのにロクにお礼をしていませんのにこのように」

「いえ。手紙もお礼の品もいただきました」


 退院後にお礼の手紙とおせんべいの詰め合わせをイオからネビー、ネビーからリルへ渡るようにしてもらったけど気後れ気味。


「あの」

「はい」

「ご利益があった気がしたのはなぜですか?」


 リルの問いかけに私はあの水は傷洗い水になって、それを使ってもらったことを教えて、自分の火傷の跡を見せて「お医者さんの予想より少なくて済みました」と伝えた。


「跡がもっと残っても死ぬより遥かに良いから気にしなかったけど、やはり嬉しいです」

「通り道なので実家へ行く時はあの病院に寄ってお医者さんか薬師さんに渡すようにします」

「他人の私をお見舞いして下さったり、優しいのですね」

「いえ」


 会話終了みたいで待ってみたけどリルは特に何も言わない。


「あの」

「はい」

「結納祝い、楽しみです」

「友人二人やト班二人と奥さんとネビーさん以外、誰に声が掛かっているか把握していなくて。来て下さるとは嬉しいです。ありがとうございます」

「私の姉と夫も行きます。私よりイオさんと仲良しです」

「ありがとうございます」

「はい」


 また会話終了みたい。ゆっくりめに話すし、彼女は口数が少ないのかもしれない。私としてはペラペラ喋る人よりも落ち着く。穏やかに微笑んでいるから会話は嫌、ではない気がするので私も気を遣って話題提供するぞと決意。


「あの。イオさんが今日まで出張していてお土産を買ってきてくれました。その中に初めて知った編み物というハイカラなものや新絢爛(けんらん)花魁の吹雪花魁の普段着浮絵があって、興味があれば冊子のお礼にお貸しします」


 後で、と言われてまだ受け取ってないお土産もあるけど帯留めとこの浮絵はチエの家で渡されたので今持っている。


「編み物ですか?」

「はい。ご存知ですか?」

「我が家にあります」

「リルさんは何をお持ちですか? 私はこのような帯留めです。卿家さんですから茶会とか、何かあれば話題になるかもしれないので良ければ」


 私は手提げから編み物で作られた帯留めを出してリルへ差し出した。


「かわゆいです」とリルは微笑みで帯留めを受け取って眺めた。


「糸が太い組紐みたいですよね。こんなに太い糸を見た方がありません」

「け糸です」

「け糸というのですか」

「こう、ぐるぐる角がある、ふわふわして見える白い毛がもこもこした動物、羊の毛を糸にしたものです。ふわふわだと思って触ると油っぽくてベタベタしてるそうです」


 手で形を示してくれたのでこうかな? と頭の中で想像してみる。


「ハイカラに詳しいのですね」

「いえ。文通している旅医者達が教えてくれました」

「旅医者の友人がいるんですか」

「はい。旅行中に知り合って友人になりました」


 大人しそうなのに旅行先で旅医者と仲良くなって文通をしているとか、平家から卿家の奥さんになったなんてリルって不思議な人。

 ん? 旅医者は各地を旅しているのにどうやって文通するの?


「興味があれば編み物をしてみますか?」


 私の疑問はこの言葉で吹き飛んだ。


「えっ? してみるってなんですか?」

「毛糸と編み棒があって少し覚えました。なのでこちらの帯留めを見本に借りたいです」


 これは衝撃的過ぎる話だ。


「ハイカラ品が家にあるだけではなくて作るものがあるんですか⁈」

「旅医者達が我が家に遊びに来てくれた時に売ってくれました。あと編み方も少し教えてくれました」

「是非、作るところを見てみたいです」

「結納祝いの日に持って行くか悩んでいて、質問しようと思っていたから会えて良かったです」

「うわぁ。友人も喜びます。ハイカラ品がどうやって出来るのか見られるなんて」

「皆で順番にしましょう」

「ええんですか⁈」

「はい。もたもたして、喋るのが苦手なのでハイカラで釣ります」


 リルはもたもたして、喋るのが苦手なんだ。物で釣るって言うんだ。前半はともかく後半はおかしくて私は吹き出しそうになってしまった。


「旦那様の友人とお花見をした時に、一緒に来た婚約者さん達ともそうしました」

「私もさっき、物で釣ろうとしました。イオさんはネビーさんと親しそうですし、リルさん自体もイオさんの幼馴染なので仲良くなれたらなぁと」

「物知らずで、絢爛(けんらん)花魁ってなんですか?」

「多分人気の花魁です。私も良く分かっていません。流行りや噂に疎くていつも友人から教わっています」


 リルに今度は吹雪花魁の浮絵を見せた。


「綺麗な絵です。すこぶる美人そうです」

「多分、この髪型や帯結びにこの斜めがけの小さな鞄が流行る可能性があります。友人がそう言っていました。この帯結びはかわゆいです」

「花結びですね」

「もう知っているのですか?」

「はい。春に友人に教わりました。華族のちび皇女様達の中ではわりと定番らしいです」

「春にもうですか⁈ 編み物といい情報通です」


 チエと同じくリルも手習先か何かで格上の正解の人と接点があるのだろう。友人だからチエとは少し違うか。


「最近なんだかそうです。結納祝いの日に教えます」

「ありがとうございます。なのに私は何もないです」

「いえ、あります。吹雪花魁を知れました。あとあの、写師さんって聞いています」

「ええ。あっ。わりと綺麗な字で早く書くのは得意なので何かあればお礼分くらいは無償で引き受けます」

「いえ」


 遠慮なのか、特に依頼はないのか分からないけど断られてしまった。


「去年から読み書きを始めたので、色々な人と文通をして練習中です。たまに相手をして欲しいです。上手になるには書くのが一番と言われました」

「えっ。去年読み書きを始めたのですか?」

「はい。貧乏だったので私は寺子屋より家事の練習の方が役に立つと家守りの修行でした。勉強は後からって」


 どう見ても貧乏人だったようには見えないけど人は見かけによらず。


「私とは逆ですね。私は今家守りの修行中です。コツなど色々知りたいので私こそ手紙をやり取りして欲しいです」

「私からお手紙を書きます。兄にイオさんに渡してもらいます」

 

 この後、リルに写師は仕事柄色々な書物を書き写すから文学に詳しそうだけど、面白くて読むのが難しくないものは何かと問われてあれこれ回答。

 女学校卒業後から特に広がることのなかった世界がイオを通して広がった感覚がする。

 身分証明書を提示することはないけど兵官が二名いて緊張する小関所を越えて、下街とは異なる良家揃いの街並みへ入ってしばらくしたら美人が「リルさん、こんにちは」と話しかけてきた。

 美人な上に動きに品があって私と着物などの質は変わらなそうだけど、各種小物は高そうに見えるから明らかに良家のお嬢様な気がする。

 私は急いでいるけど、リルには関係ない話なので、しかも私はお願いことをした側なので立ち話しないでとは言えない。


「こんにちは」

「お客さんですか?」

「はい。兄の幼馴染の……」


 リルは私を眺めて首を傾げた。


「リルさん、どうしました?」

「クララさん。三日後に結納する方はなんですか?」

「お兄さんの幼馴染さんと三日後に結納する方ですか。こちらの方はリルさんの幼馴染ではないのですか?」

「はい。幼馴染が火事から助けた方です」

「初めまして、写師の娘のミユと申します」

「初めまして、クララです。リルさんと同じ町内会なので色々お世話になっています。リルさん、お見合い相手でええのでは?」

「あっ、そうですね」

「火事から助けたってすこぶる勇敢な幼馴染さんですね。それは恋穴落ちしそうです」

「クララさん、火消しです。それで恋穴落ちしたのは彼の方です」

「えっ? 助けたのに恋穴落ちってなんですか? リルさん、火消しに知り合いがいるんですか⁈」

「はい。仲良くない幼馴染です」


 リルはイオと仲良くないんだ。


「仲良くないんですか」

「はい。兄とどんどん仲良しで私とは年々疎遠です。なのに私の祝言祝いをしてくれたり優しいです」

「ちなみにどこの組の方なんですか?」

「地元のハ組です」

「ハ組と言ったら最近はザック様ですけど、まさか記名を頼めたりしますか?」


 今日、チエが遠慮していたけどずっと頼みたかったとイオに依頼したのがそのザックの浮絵へ記名だ。

 ザックは豪雨の時に私達の地域で大活躍したイオ達より少し年上の火消しでイオの兄の同期。近々、ハ組から六防へ転属しそうだと言っていた。


「記名するのはクララさんの浮絵ですか?」と質問してみたら彼女は大きく頷いた。


「はい。旦那様が拗ねるから隠しているけど人気者浮絵集めは昔からの趣味です。たまにえいっと記名を頼みに行くのも趣味です」


 私が会った火消し達はお嬢さんという肩書きに弱そうで、クララはどう見てもお嬢様でさらに美人だから快く引き受けそうな気がする。


「リルさんと手紙のやり取りをするので確認してみます。ザックさんは名前しかしりませんが彼の知り合いは知っています」

「うわぁ、とんでもない話です。図々しいんですが、旦那様がかなり贔屓(ひいき)なんですけどハ組のラオさん。友人達と出掛けた時に火事を見て、たまたま担当地区外にいたラオさんが頼りになりまくりだったらしくてむしろそちらを。幹部の方は難しいですか? 祭りなどで中々捕まえられなくて」

「ハ組のラオさんはミユさんの義理のお父さんになります」とリルが先に返事をした。


「……ハ組のラオさんの息子と結婚されるんですか⁈」

「は、はい。一応その予定です」

「うわぁ! あの、あの! 何かするからラオさんと会えますか⁈ 握手して欲しいです! 私ではなくて旦那様ですけど。行くので。そちらの地域へ行きますので! 菓子折りか何か持って行きますから!」

「それも確認してみます」

「ん? ハ組のラオさんの息子? 未婚は確かイオさんとタオさんで……」


 クララは私を上から下まで眺めた。


「ミユさんでしたよね?」

「えっ、ええ」

「唯一星のミユさん!」


 クララのこの発言は、この間の試合を観に来てたってことである。


「ご存知なのですか……。恥ずかしいのでやめて欲しいと頼みました」

「最近話題の方とここで会うなんて驚きです」

「あっ。唯一星のミユさんってミユさんですか。火消しさんが試合で言うたって教わったから、繋がっていなかったです」

「リルさん。私、ハ組のイオさんが叫んだって説明しませんでしたっけ? ラオさんの息子なのにいつも負けまくりで旦那様が怒っていたけど今回は一位で驚いたとか色々話した時に名前も言うた気がします」

「ハ組の火消しさんって言うていました」


 あんなに人が集まるところでイオが叫んだからこんなところにまで噂が広がっていたとは驚きである。


「そうでしたっけ? そうかもしれません。リルさんとミユさんはこれからお茶でもするんですか?」

「我が家の魔除けの井戸水をお裾分けします」


 これは立ち話から脱出する好機かもしれない。


「そこそこ急いでいるのでいただいたら帰る予定です。早めにお見舞いしたい友人がいて」

「誘おうと思ったけどそれどころではなかったですね。急いでいるのに立ち話をしてすみません」

「いえ。大至急ではありませんので。記名の件など確認しておきます」

「新絢爛(けんらん)花魁の下街風お洒落浮絵を貸してくれたので返すからそれと一緒にお手紙を書きます。旦那様から兄、イオさん、ミユさんと渡してもらうのでクララさんも頼み事の手紙を書くとええ気がします」

「そうします。新絢爛(けんらん)花魁の浮絵を持っているんですか?」

「はい。クララさん達と見て楽しんでから返します」

「ちなみに誰花魁ですか?」

「吹雪花魁だそうです」

「……売り切れて全然買えない、見られない、謎の新花魁じゃないですか! 一区の新しい人気者です!」


 どうやら私はリルに何も返せない、ではなさそう。


「今度中間地点で簡単なお茶会をしましょう。聞きたいことが色々あるし、違う地域の方と話すのは楽しそうです。その辺りも手紙に書きます。急いでるのに引き止めてすみませんでした。リルさん、また明日」

「はい。楽しみにしています」


 クララは私に会釈をしてリルには品良く手を振った。この後、私達はまた歩き出してルーベルという表札のかかった立派な門構えの広そうなお屋敷へ到着。

 あがって下さいとリルに促されて、気後れしながらここは職場、職場——建て直し中だけど——職場の似ていて職場の方が広いぞと、ソワソワする気持ちを落ち着けようと心の中で呟く。

 居間は玄関からすぐで広い居間だなぁとか、神棚もその分豪華だとか、床の間の生花も花カゴもとても素敵で掛け軸の書も達筆で立派だとついついキョロキョロしてしまう。

 すると「失礼します」と、女学校の熟年の先生なようなお手本中のお手本というような所作の中年女性が入室してきて私の向かい側へ腰掛けた。


「お初にお目にかかります。リルの義母のテルルと申します」

「初めまして、突然すみません。写師の娘ミユと申します」

「リルから話はうかがいましたので、お渡しするものが用意出来るまでゆっくりしていって下さい」


 急に来訪したのに抹茶とお干菓子が出てきた。お盆に乗っているのは茶碗とお菓子だけではなくて、花の形になっているお手拭きもある。

 こんなの、卿家が平家と同じ庶民層なんておかしい。卿家は中流層で我が家のような裕福めな平家は下流層だけど、どう見てもそこらの小さな商家、豪家でさえまるで歯が立たない世界の気配。女性は結婚相手で成り上がりやすいっていうけどリルはまさにそれだな。


「このようにありがとうございます。お点前ちょうだいいたします」


 崩すのがもったいない手拭きを使って手を拭いて、飲まないのは絶対に失礼だし美味しそうなので抹茶もお干菓子もいただく。


「三日後に結納と聞いています。おめでとうございます。縁起の良い席に息子と娘をお招きいただきありがとうございます」

「いえ、こちらこそお時間を割いていただけるようでありがとうございます」


 学校を卒業してから品良く、学校で習って実践していたようにという場はチエの家くらいしかなかったのでかなり緊張。


「失礼します」とリルが来てくれて胸を撫で下ろした。彼女が差し出してくれた筒を包んだような形の風呂敷は魔除けの水入りの水筒だろう。


「重くないくらいにしました」

「ありがとうございます」

「ご友人はきっと良くなります」

「はい。そう信じるしかないです。この後お見舞いへ行きますのですぐに使ってもらいます」

「盛り塩するとたまに効くのでお塩も入れました。お義母さんに妖が近寄ってきて悪さをするから退治しています」

「リルさん。病院はあちこち盛り塩されていますよ。しめ縄とか色々あるではないですか」

「……そうでしたっけ?」

「ええ。どうか龍神王様だけではなくて西の国の神様のご加護がありますように。龍神王様の親戚らしいです」

「蛇神様と風の神様らしいのでお願いしますとありがとうございますと言うのも魔除けらしいです。こう丸と十字をします」


 指で丸を宙に描いて次は十字でありがとうございますとお願いします、と教えれたように練習。ルーベル家の神棚の前にもお礼を口にして、井戸水をいただきますと手を合わせた。

 こうして私は二人に見送られてルーベル家を後にした。一人になったのと、良く晴れていたのに空が灰色に覆われて始めていて、なんだが嫌な予感がするから私は早歩きで病院へ向かった。

 湿気混じりの空気のせいか、焦りなのか、リルと歩いていた時よりも汗だく。病院到着する頃には雨がかなり降ってきてゴロゴロと雷の音まで始まった。

 インゲの病室へ行くと、イオはまだ居なくて、インゲの母親もまだで、私に声だけで入室を促した父親が両手で息子の手を握りしめていた。


「入院していた時にお見舞いでいただいた魔除けの井戸水をもらってきました」

「ありがとうございます」

「ミ……ちゃん?」


 私の事が分かるんだ、こちらを見た、と私はインゲに近寄って彼の脇に腰を下ろした。起きようとした彼の背中に父親が腕を回して体を起こすのを手伝ったので、私は落ちそうになった手拭いを手にして桶に入れた。


「早く良くなりますようにってお見舞いにきました」

「はぁ……。あり……とう」

「寝ていた方が良いですが、お見舞いの品は鬼や妖が逃げる魔除けをしてあるお水なので、汗で体から水がなくなっていっているのもあるから飲みましょうね。手伝いますから」

「……ん。……ど、かわい……る。ミ……ちゃん……とう……」

「飲み物は飲める時に飲ませてと言われているのでありがとうございます。いただきます。息子を支えているのでお願いします」

「もちろんです」


 インゲの息が荒くて視線は私と合わないどころか彼は父親の方を見ている。私はこっちという意味と水筒から水を飲んでもらうのに、そっと頬に触れて「どうぞ」と水筒の飲み口をインゲの唇へ運んだ。

 上手く飲めないようなのでゆっくり、を心がけて少し飲んだらインゲは首を振ったから中止。そうだ、と思い出してリルに教わったこの魔除けの水の神様にお願いしますとお礼を口にして所作もした。


「おと……さん。……ユちゃんと……なす」

「うん、どうした?」


 体を支えてくれている父親にインゲは何か耳打ちすると、私は少し外に出ていて欲しいと頼まれた。少ししたら呼ぶのでお願いしますとも言われたので退室して待機。


『早急に書いておいて。人はいつ死ぬか分からないから。常識だよ』

 

 イオの様子や表情、インゲの父親の様子といい、インゲはかなり危険な状態だろう。私が泣いてどうすると、しっかりしなさいと目に力をいれて強く強く歯を噛み締めた。

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