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ユニーク賢者の異世界冒険記  作者: ハヤテ
第2章

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第35話 ギルド登録からの、どうしてこうなった!?

前回のあらすじ


 春風君、門番の審査を受けて、合格する。


注)前回に続いて2度目の1日遅れの投稿です。


 (えー、皆さんこんにちは、幸村春風です。今、リエラさんと対峙しています)


 と、心の中でそんなことを呟く春風君は現在、ギルド総本部にある闘技場のようなところで……リエラと対峙していた。


 (どうして!? どうしてこうなった!?)


 ことの起こりは数時間前、春風がリエラに連れられて、ギルド総本部に入ったところまで遡る。


 「ここがギルド総本部の受け付けだよ」


 リエラに言われて入ったそこは、沢山の人で溢れていて、よく見ると、それぞれが重そうな鎧や春風と同じようなローブを着ている者、武器に大きな剣や槍、さらには大きな金槌を持っている者がいた。


 (すげぇ。こんなの漫画やゲームだけの世界だと思ってたのに……)


 目の前に広がっている光景に、春風は心の中で感動した。


 「こっちだよハル」


 リエラはそんな春風の手を引いて、総本部の中を進んだ。


 2人がしばらく歩くと、そこはギルドの新規登録をするための受け付けだった。


 「ギルド総本部にようこそ」


 受け付けを務める女性が挨拶すると、


 「こんにちはユーリエさん」


 「あらリエラ、珍しいわね。どうかしたのこんなところで?」


 ユーリエという女性がそう尋ねると、リエラは春風の方を向いて、


 「彼のギルド登録をお願いします」


 すると、ユーリエは春風を見て硬直した。


 「おや?」と思ったリエラが


 「ユーリエさーん、おーい」 


 と、ユーリエの名前を呼ぶと、


 「ハッ! あ、ご、ごめんねリエラ。ええっと、ギルド登録ね……」


 そう言って、ユーリエは慌てて春風に、登録に必要な書類と書くのに必要な羽根ペンとインクの入った小さな瓶を差し出した。


 「それでは、こちらの書類に名前と職能を書いて提出してください。書くものはこちらを使ってください」


 「はい、わかりました」


 春風は書類と羽根ペンとインクを受け取ると、


 「リエラ、ちょっと良いかな?」


 「?」


 と、小声でそう言って、リエラと共に受け付けから少し離れた位置にある小さなテーブルへ移動した。


 その後、春風はテーブルの上に置いた書類に、インクをつけた羽根ペンで名前と職能を書いた。


 「リエラ、どうかな?」


 「うん、よく書けてる」


 リエラにそう言われてホッとした春風は、書類と羽根ペンと瓶を持って受け付けに戻り、ユーリエに提出した。


 ユーリエは書類を見て、


 「名前は『ハル』さん、職能は『魔術師』ですね。では少しお待ちください」


 と言うと、ユーリエは提出された書類を持って受け付けを離れた。


 しばらくすると、


 「お待たせしました」


 と言う声と共に戻ってきたユーリエは、春風に1枚のカードを差し出した。


 「これは?」


 「はい、こちらがあなたのギルドカードになります」


 春風は差し出されたカードを受け取ると、そのカードをマジマジと見た。


 そこには自身の名前と職能の他に、「銅3級」と表示されていた。


 「あの、これって……」


 「はい、そこに表示されているのは、ハルさんの現在のギルドランクになります」


 ユーリエの説明によると、ギルドに登録した者にはランクがつくようになっていて、最低ランクである銅3級から始まり、一定の仕事量をこなして状態で試験に合格すると、銅2級、銅1級、銀3級、銀2級、銀1級、金3級、金2級、金1級、そして最高ランクの白金級の順番に上がっていくのだという。


 「なるほど、そうでしたか。よくわかりました」


 春風はユーリエの説明に納得すると、貰ったギルドカードを腰の小さなポーチにしまった。


 「それじゃあ、登録が終わったところで、他のところも案内するね」


 リエラはそう言うと、また春風の手を引いて受け付けを後にした。その様子を見てユーリエは、


 「嘘、()()リエラが……」


 しばらくの間口をアングリして硬直した。


 それから春風は、リエラに案内されるままにギルド総本部の中を歩き回った。道具屋、食堂、資料室、簡易的な宿泊施設など、中にある様々な施設を見て、春風はまた心の中で感動した。


 そして、2人が最後に訪れたのは、


 「最後はここ、ギルド運営の『小闘技場』だよ」


 そこは、いかにも漫画に出てきそうな石造りの大きな円形の闘技場だった。


 「こっちこっち……っと、その前に」


 リエラは闘技場の側の受け付けに行くと、なにやら書類のような物を書き始めて、それを受け付けの係員に提出した。


 「これでよしっと」


 その後、リエラはタタタッと小闘技場の上に上がると、


 「ハル、こっちこっち」


 と、春風を闘技場の上に呼んだ。


 春風はそれに応えるように小闘技場に上がった。


 リエラはそれを確認すると、真剣な表情になって


 「よし、それじゃあハル……」


 背中の柄の両側に片刃の剣をつけた武器を構えた。


 「さあ、ハルも武器を構えて」


 春風はそれを見て、


 「……はい?」


 と、なんとも間抜けな声を出した。


 

 


 


 

 

 


 

 


 


 

 

 そして、話は冒頭に戻る。


 次回、春風君、リエラと戦います(マジで)。

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